執筆者:水口貴博

食べることを楽しむ30の方法

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私たちは「空腹感との出会いと別れ」を繰り返している。

私たちは「空腹感との出会いと別れ」を繰り返している。 | 食べることを楽しむ30の方法

食欲は面白い。

たくさん食べておなかに詰め込むと、満腹になります。

「本当におなかいっぱいで本当にもう食べられない」という状態になります。

おなかが風船のように膨らみ、明らかにぱんぱんの状態です。

女性なら妊婦と間違えられそうになるでしょう。

おなかがいっぱいでぱんぱんになると、呼吸をするのさえ大変です。

吐き気を感じることもあります。

あまりに満腹感がひどいと不快感しかありません。

それだけおなかいっぱいになれば「しばらく何も食べなくても大丈夫だね」と思います。

何も食べなくても数日くらい持つような気がします。

一生食べなくても大丈夫であるような錯覚すら覚えます。

ところがです。

ここが食欲の面白いところです。

しばらくすれば、また腹が減ります。

膨れたおなかも、時間が経つにつれてだんだん元に戻ります。

つらくて苦しかった満腹感も、半日すれば収まります。

あれほどおなかがぱんぱんだったのに、いつの間にか普通に戻っています。

そして、24時間以内には再び空腹感が復活するでしょう。

時間が経つにつれて空腹感が増していきます。

最終的にはおなかがぺこぺこになります。

「また食べたい! たくさん食べたい!」と思うようになる。

人には「基礎代謝」といって、何もしなくても生命を維持するためカロリーが消費されます。

基礎代謝量は、成人で1日1200~1500キロカロリーほどあります。

つまり何もしないでじっとしていても、1日1200~1500キロカロリーは必ず消費するということになります。

私たちは「空腹感との出会いと別れ」を繰り返している

人の体は、必ずおなかがすくようにできています。

どんなにおなかがいっぱいでも、必ず空腹感がやってきます。

おなかをすかせようと頑張らなくても、しばらくすれば、自然と空腹感が復活します。

ここが食欲の面白いところです。

気づいてください。

私たちは「空腹感との出会いと別れ」を繰り返しています。

今日もあなたは、空腹感と出会うでしょう。

食事をすると、空腹感としばらく別れることになるでしょう。

平凡な日常ですが、そこにはささやかな出会いと別れが存在しています。

空腹感は目には見えず触れることもできませんが、自分の中にあるのはたしかです。

空腹感との出会いと別れを繰り返している自分に気づいてください。

あなたの中にある、生命を営むリズムです。

ほら、そろそろ空腹感と出会う時間です。

食べることを楽しむ方法(30)
  • 食欲との出会いと別れを楽しむ。
まとめ

食べることを楽しむ30の方法

  1. 食欲が湧いたから食べるのではない。
    食べるから食欲が湧く。
  2. おいしいものを食べた人が幸せになるのではない。
    おいしく味わった人が幸せになる。
  3. 忙しくて外食できないときは、生活の中に組み込めばいい。
  4. 食べたいものから食べよう。
    後回しにしていると、ろくなことにならない。
  5. なぜ「おいしそう」と思うだけで、おいしく感じやすくなるのか。
  6. 高級なものが贅沢な食事とは限らない。
    贅沢は「値段」ではなく「満足感」で決まる。
  7. 料理の写真を撮る人は多くても、食べている写真を撮る人は少ない。
  8. 食事をいただくときは、まず外観を楽しもう。
  9. たくさん食を楽しみたいなら、たくさん体を動かすこと。
  10. 「ご飯少なめ」は恥ずかしいことなのか。
  11. 小食にコンプレックスを持つ必要はない。
  12. 歯を大切にしてしすぎることはない。
    おいしく食事を楽しめるのは、健康な歯があってこそ。
  13. 甘いものに興味がないふりをしないでください。
  14. なぜたくさん食べても太らない人がいるのか。
  15. 「味音痴」と思ったら、濃い味付けをやめてみる。
  16. お箸の正しい持ち方ができていますか。
  17. 組み合わせの数だけ、食の楽しみもある。
  18. あなたは食のレポーター。
    コメントしながら食べてみよう。
  19. 食事中のときくらい、カロリーのことは忘れてください。
  20. 食事を取らないことが、ミスを増やす原因。
    きちんと食事を取るだけで、ミスが大幅に減る。
  21. 食事中にため息をつくのは、マナー違反。
  22. 飲食店や高級レストランに詳しくないからといって、焦る必要はない。
  23. うっかりまずいものを口にしたとき、飲み込むか吐き出すか。
    それが問題だ。
  24. 便秘になっていると、スムーズに食を楽しめない。
  25. 食べることで、楽しめるようになる。
  26. 苦手な食べ物も、本気でおいしいと思い込んで食べてみよう。
    奇跡が起こるかもしれない。
  27. デスクで食事を取る際、ちょっと華やかな雰囲気を演出する工夫とは。
  28. 食後の余韻を長持ちさせるコツは「思い出すこと」にある。
  29. その食べ物は、あなたに食べてもらうのを待っている。
    だからあなたは、それを食べる。
  30. 私たちは「空腹感との出会いと別れ」を繰り返している。

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