執筆者:水口貴博

食べることを楽しむ30の方法

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なぜ「おいしそう」と思うだけで、おいしく感じやすくなるのか。

なぜ「おいしそう」と思うだけで、おいしく感じやすくなるのか。 | 食べることを楽しむ30の方法

よりおいしく食事を味わいたいなら、食べる前に「おいしそう」と思ってください。

ふざけて思うのではありません。

心から本気で思うことが大切です。

以前食べたときの印象を思い出すのもよし。

すると、本当においしく感じるでしょう。

おいしいものが、よりおいしく感じるでしょう。

魔法の力のように、より食のおいしさがアップします。

食べ慣れたものでも、普段よりおいしく感じるに違いありません。

気分の問題に思えますが、そうではありません。

なぜ「おいしそう」と思うだけで、おいしく感じやすくなるのか。

それは、唾液の分泌と関係しています。

「おいしそう」と思うだけで、唾液の分泌が促される

レモンを見て「すっぱそう」と思った瞬間、口の中でじわっと唾液が分泌されます。

口の中に唾液の水たまりができるでしょう。

条件反射の作用が働くためです。

「すっぱそう」と思った瞬間、過去にレモンを食べたときの記憶が再生されます。

食べていなくても食べているような感覚になります。

条件反射の作用が働いて、唾液の分泌が促されるのです。

この条件反射の作用は、レモンに限ったことではなく、おいしいものにも同じように起こります。

食べ物を見て「おいしそう」と思った瞬間、まだ食べていなくても頭の中で味が再生されます。

条件反射の作用が働いて唾液が分泌されます。

唾液の分泌が促されることで、一口目のおいしさがアップして、食事をよりおいしく感じることができるのです。

唾液は、おいしさを引き出す魔法の水

「おいしそう」と思ってから食べてください。

あなたの口の中に、じわっと唾液が広がるでしょう。

唾液の分泌は、少ないより多いほうがいい。

唾液は、おいしさを引き出す魔法の水です。

ちょっと意識するだけで、自然と魔法の水が生み出されます。

おいしそうと思って食べると、ますますおいしく感じられます。

最高の調味料は、あなたの口の中にあるのです。

食べることを楽しむ方法(5)
  • 「おいしそう」ときちんと思って、食の味わいを引き出す。
高級なものが贅沢な食事とは限らない。
贅沢は「値段」ではなく「満足感」で決まる。

食べることを楽しむ30の方法

  1. 食欲が湧いたから食べるのではない。
    食べるから食欲が湧く。
  2. おいしいものを食べた人が幸せになるのではない。
    おいしく味わった人が幸せになる。
  3. 忙しくて外食できないときは、生活の中に組み込めばいい。
  4. 食べたいものから食べよう。
    後回しにしていると、ろくなことにならない。
  5. なぜ「おいしそう」と思うだけで、おいしく感じやすくなるのか。
  6. 高級なものが贅沢な食事とは限らない。
    贅沢は「値段」ではなく「満足感」で決まる。
  7. 料理の写真を撮る人は多くても、食べている写真を撮る人は少ない。
  8. 食事をいただくときは、まず外観を楽しもう。
  9. たくさん食を楽しみたいなら、たくさん体を動かすこと。
  10. 「ご飯少なめ」は恥ずかしいことなのか。
  11. 小食にコンプレックスを持つ必要はない。
  12. 歯を大切にしてしすぎることはない。
    おいしく食事を楽しめるのは、健康な歯があってこそ。
  13. 甘いものに興味がないふりをしないでください。
  14. なぜたくさん食べても太らない人がいるのか。
  15. 「味音痴」と思ったら、濃い味付けをやめてみる。
  16. お箸の正しい持ち方ができていますか。
  17. 組み合わせの数だけ、食の楽しみもある。
  18. あなたは食のレポーター。
    コメントしながら食べてみよう。
  19. 食事中のときくらい、カロリーのことは忘れてください。
  20. 食事を取らないことが、ミスを増やす原因。
    きちんと食事を取るだけで、ミスが大幅に減る。
  21. 食事中にため息をつくのは、マナー違反。
  22. 飲食店や高級レストランに詳しくないからといって、焦る必要はない。
  23. うっかりまずいものを口にしたとき、飲み込むか吐き出すか。
    それが問題だ。
  24. 便秘になっていると、スムーズに食を楽しめない。
  25. 食べることで、楽しめるようになる。
  26. 苦手な食べ物も、本気でおいしいと思い込んで食べてみよう。
    奇跡が起こるかもしれない。
  27. デスクで食事を取る際、ちょっと華やかな雰囲気を演出する工夫とは。
  28. 食後の余韻を長持ちさせるコツは「思い出すこと」にある。
  29. その食べ物は、あなたに食べてもらうのを待っている。
    だからあなたは、それを食べる。
  30. 私たちは「空腹感との出会いと別れ」を繰り返している。

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