素晴らしい料理を楽しんだ後は、心地よい余韻を楽しめます。
食の感動が、心の中をこだましているかのようです。
食べ終わったにもかかわらず、口の中にまだ味が残っているようです。
映画のエンドロールを見ているときのような、心地よい余韻があるでしょう。
特にレストランでフルコース料理を堪能したときは、食後の余韻も格別ですね。
残念ながら、食後の余韻は時間が経つにつれて小さくなり、最後は消えてなくなります。
できるだけ食後の余韻を長く楽しみたいですね。
ここであなたに朗報です。
食後の余韻を長持ちさせるコツがあります。
食後の余韻を長持ちさせるコツは「思い出すこと」にあります。
方法は簡単です。
食後しばらくしてから、食事の場面を思い出してください。
食後30分後や1時間後くらいがいいでしょう。
その日のうちであれば、記憶がまだ鮮明に残っているはずです。
食べたときの光景をできるだけ具体的に思い出すのがポイントです。
「味」「食感」「香り」「音」「見た目」など、思い出せるだけ思い出しましょう。
そのときの状況や雰囲気も思い出したい。
できればそのときの感動も思い出したい。
一緒に食事をした人がいれば、その人のことを思い出しましょう。
おいしいものを食べたとき、幸せ気分が広がります。
すると、どうでしょう。
思い出すと、頭の中で再生される状態になります。
ハッピーな感情がよみがえってきて、消えかけていた余韻が増幅されます。
食後の余韻が復活することで長続きするのです。
人間には「記憶想起」という能力があります。
保持した記憶を必要に応じて思い出せます。
せっかく素晴らしい能力があるのですから、ぜひ外食の際にも生かしましょう。
無意識のうちに行っている人は、今後は意図的に取り組んでみるといいでしょう。
何気なく思い出すのと意図的に思い出すのとでは違います。
食後の余韻は楽しむためにあります。
おいしいものを食べたのなら、幸せ気分を少しでも長く楽しみましょう。