食生活に奇跡を起こすポイントは「苦手な食べ物」にあります。
あなたの苦手な食べ物は何ですか。
独特の味や食感があって抵抗を感じる食べ物があるでしょう。
昔から受け付けない味で、今でも苦手意識が残っている人も多いはずです。
突然ですが、久しぶりに苦手な食べ物を食べてみてください。
もちろん普通に食べるのではありません。
苦手な食べ物を食べるとき、おいしいと思い込んで食べてみましょう。
抵抗を感じるに決まっていると思いますが、実際はわかりません。
ここで大切なのは「本気で思い込む」という点です。
軽い気持ちや中途半端な意識ではいけません。
心の底から本気で「これはおいしい食べ物!」と思い込んで食べてみましょう。
するとどうでしょう。
まずく感じるはずが、意外とおいしく感じるかもしれません。
本気でおいしいと思い込むと、本当においしく感じてしまうことがあります。
あり得ないことに思えますが、実際に起こりうることです。
私たちは過去の記憶の影響を受けています。
子どものころにまずい食べ物を食べてひどい目に遭うと、不快な記憶が刻み込まれます。
人は快より不快の記憶のほうが、生命に関係していると判断するためよく覚えます。
ひとたび不快な記憶ができると、ネガティブな印象にとらわれ、人生の長い間その影響を受けることがあります。
苦手な食べ物は「まずいに決まっている」という考えがあるせいで、まずく感じていることが多い。
先入観や思い込みは厄介です。
過去の記憶は、不快なものであればあるほどなかなか消せません。
年齢を重ねて大人になっても、子どものころの思い込みを引きずっていることが少なくありません。
大人になって食の好みが変わっても、昔のままの価値観で味を決めつけていることがあります。
おいしいと思い込むことで、自己暗示の力が働きます。
「おいしい、おいしい」と思い込んでいるうちに、ポジティブな感じ方が思考に刷り込まれます。
自己暗示によって過去のまずい記憶がリセットされ、苦手を克服するチャンスが生まれます。
結果として本当においしく感じてしまうことがあります。
よい意味で自分を騙してみてください。
自己暗示は使い方次第で強力な可能性を引き出します。
本気になって「おいしい」と思って食べてみると、意外とおいしく感じるかもしれません。
過去のネガティブな記憶はリセットして、新しい価値観で食べてみましょう。
自分に催眠術をかけるつもりで徹底的に思い込むのです。
ポジティブな思い込みによって奇跡が起こる可能性は十分考えられます。
あなたの苦手な食べ物に奇跡が隠れているのです。