私は今、執筆活動のほとんどが朝です。
朝と言っても、まだ外が暗い4時ごろに起きて、近場の24時間営業のレストランで書いています。
朝に書く理由はさまざまです。
どれも重要です。
しかし、やはり朝に書く最も大きな理由は、次の一言です。
「明るい朝に考えていると、気分も明るくなるから」です。
作家は明るいことを書いて、読者を明るくさせることが仕事です。
作家が明るい気分で書くことが大切です。
そのためには、やはり朝が最適の時間帯です。
私が今までに夜に書いた作品といえば、全作品の5パーセントにも及びません。
95パーセント以上が、朝に書いた作品です。
夜に考えると、疲れているせいもありますが、なにより外が暗いので、余計に考えてしまい、マイナス思考になりがちです。
暗い外を見ていると「人生はもう終わりだ」と誰かに責められているように感じます。
しかし、朝なら、あらゆることをプラスに考えることができます。
だんだん外が明るくなる、外の景色のおかげです。
朝日が昇り、まだ暗かった外がだんだん明るくなる様子を見ていると、元気が出てきます。
「何を落ち込んでいる! さあこれからじゃないか! 明るく楽しめ!」と、朝日が応援しているように思えるからです。
外が明るい状態を見ているだけで、物事を明るく考えてしまいます。
そうした理由もあり、元気の出る作品を書いている私は、いつも朝に書いています。
私が元気なのではなく、元気にさせてくれる朝日のおかげと、そうした早朝の時間帯に書いているからです。
もちろん朝が適しているのは、執筆活動だけではありません。
勉強をするときも、朝のほうが適しています。
十分に睡眠を取った後ですから、疲れがなく、また朝は静かなので集中できます。
勉強も朝にすれば、長続きします。
「君ならきっと合格する! 大丈夫」
朝日からの応援や励ましのおかげで、勉強がはかどります。
応援してくれる朝日を味方に付けるために、朝こそ、勉強に最適です。
明るくなる景色の中で、あなたの未来もだんだん明るくなるのです。