勉強は、結果が出るまでに、時間がかかります。
読書をしても、読んだ瞬間に効果が出ることはまれです。
勉強をして結果が出るまでには、時間差があります。
勉強をして変わるのは、頭の中だけではありません。
たしかにたくさん勉強をすれば、知識や知恵が身について、賢くなれます。
しかし、まだ表面的な効果です。
あなたが自動車で運転していると、ちょうど目の前の信号が赤になりました。
別にあなたが悪いわけでも、誰が悪いわけでもありません。
単なる偶然です。
あまり言いたくありませんが、1つ告白します。
あなたにも当てはまるかもしれないと思うと、ちょっと話したくなりました。
悩み解決系のサイトを長年運営していると、私のところへ多くの悩み相談が寄せられてきます。
テレビを見たり、新聞を読んだりしていると、ときおり、知らない言葉が登場します。
たとえば「鳴り物入りで始まった国会」という記事が新聞に載っていたとします。
「国会」の意味はわかりますが「『鳴り物入り』とは、どういう意味だろうか」と疑問に思い、気になります。
私は今、執筆活動のほとんどが朝です。
朝と言っても、まだ外が暗い4時ごろに起きて、近場の24時間営業のレストランで書いています。
朝に書く理由はさまざまです。
勉強をして変わるのは、知識や知恵の量だけではありません。
姿勢です。
姿勢がどう変わるのかというと「謙虚」になります。
ある日、街を歩いていると、言い合っている男性2人を見かけました。
「君が間違っている!」
「いえいえ、きみのほうが間違っている!」
世の中には、無限に知識があります。
全宇宙の知識から見れば、人が生きているうちに触れる量は、地球上の大海1滴の100分の1にも及びません。
ごくわずかです。
一度しかない人生です。
泣いても笑っても、たった1回です。
1人の人間に与えられた人生の数は、たった1つだけ。
映画で迫力のあるシーンは、スピード感があります。
たとえば、敵と戦っているシーンです。
次々と移り変わる場面に集中してしまい、呼吸の暇がありません。
私たちは、意味のわからない言葉を調べるときに、辞書を使います。
辞書を使えば、意味のわからない言葉を正確に知ることができ、便利です。
用例・類義語・関連語もあれば、使い方の幅も、いっそう広がります。
辞書の主な使い方は、もちろん「言葉の意味を調べるため」です。
これは基本ですね。
しかし、辞書を愛用していると、ある日「別の面白さ」に気づきます。
勉強をするタイミングとは、難しいです。
眠くて集中できなかったり、雑音がうるさくて気が散ったり、はかどらないときがあります。
単に、気分が乗らないこともあるでしょう。
私はいつも、カバンにペンとメモ用紙を入れて、持ち歩いています。
カバンを持たない仕事中は、胸ポケットに、ペンとメモ用紙を入れています。
ペンは、シャーペンと黒・赤・緑・青と消しゴムが1本になった多機能ペンで、済ませています。
「見識を広めたい!」
知的好奇心に誘われ、遠くへ旅行をする人がいます。
たしかに遠くへ旅行をすれば、異文化に触れ、刺激にも勉強にもなります。
勉強には、文系も理系も不要です。
そうした区切りは、ありません。
そもそも文系と理系に分けるのは、可能性を広げるどころか、狭めています。
知識は、それだけでは宝の持ち腐れです。
どんなに素晴らしい知識も、知っているだけでは意味がありません。
意味が出てくるのは、使ったときです。
今は、スピードの時代です。
スピードがあるかないかで、成功するか否かが決まると言っても過言ではありません。
人との出会いにも、スピードが大切です。
私が韓国旅行にいったときです。
節約のためにモーテルに泊まろうと思い、ホテルを予約せずに向かったことがありました。
モーテルとは「motor」と「hotel」との合成語からできた言葉で、もともとは自動車旅行者のための宿泊所です。
私は気づけば、本を150冊以上書いています。
200冊目も、目前に迫っています。
これだけ書いていて不思議ですが、たくさん書いた感覚はありません。
あなたが今、得意としていることは何ですか。
得意な科目をいくつかあげてみましょう。
得意になった理由を探ってみましょう。
知性的になるために、難しい言い回しを使う人がいます。
イメージが湧きにくい状況も、難しい言い回しを使えば、一言で説明できることは少なくありません。
「あぶはち取らず」「寝耳に水」という簡単な言い回し程度なら、まだいいでしょう。
歴史なんて面白くないと思ったら、まだその面白さに気づいていないだけです。
人間関係は面白くないと思ったら、まだその面白さに気づいていないだけです。
つまらないと思ったら、まだその面白さに気づいていないだけです。
先生から授業を受けるとき、一番前に座る人と一番後ろに座る人とでは、学びの吸収に天と地の差ができます。
有料のセミナーに参加して、あなたなら、どの席に座りますか。
学ぶ姿勢があるなら、ぜひ一番前に座りましょう。
時間の使い方が下手な人は「どうすれば時間の使い方がうまくなるのだろう」と悩みます。
時間術を学ぶために一生懸命に本を読んで勉強します。
しかし、逆にこういう人ほど、さらに時間の余裕がなくなります。
勉強ができない人は、友人と一緒に勉強をしたがります。
1人で勉強するとやる気が出ないし、1人で勉強すると寂しいし、友人と一緒に勉強をするほうが楽しいからです。
「そうだ! 勉強会を開こう!」
私が留学時代には、英語が話せる人と、そうでない人とで違いがありました。
ちなみに、私は「英会話ができない」側の人間でした。
一生懸命に勉強しているにもかかわらず、英語がなかなか話せなくて、悩んでいました。
どんな世界でもそうですが、歩き始める前には、2つの把握が必要です。
・全体像の把握
・現在地の把握
私は昔、本をたくさん読んでいました。
「いました」という過去形です。
昔は本日記に、たくさん本を読んだことを記録していました。