あまり言いたくありませんが、1つ告白します。
あなたにも当てはまるかもしれないと思うと、ちょっと話したくなりました。
悩み解決系のサイトを長年運営していると、私のところへ多くの悩み相談が寄せられてきます。
すると、読者の「ある傾向」に気づかざるを得ないときがあります。
「アドバイスを求める人ほど行動せず、アドバイスを求めない人ほど行動している」ということです。
この差は、明らかに感じます。
私のところには、読者からの相談のお便りがよくやってきます。
昔は、その相談に応じていた時期もありました。
しかし、相談に応じた人ほど、その後、行動していません。
「やっぱり勇気がありません」
「機会があればやってみます」
行動した結果、うまくいかなければ、まだわかります。
しかし、親身に相談に乗ったとしても、まったく行動しなければ、アドバイスの意味がありません。
せっかくアドバイスをした私としても、残念に思います。
逆に、アドバイスをしなかった人ほど、うまくいっています。
「このサイトでヒントを見つけました」とお便りをくださる方から、数日たって「うまくいきました!」と2通目のお便りがきます。
こういうことは、何度もありました。
私は今、直接アドバイスを求める人には、答えないようにしています。
その受け身の姿勢では、何をアドバイスしたところで、意味がないからです。
直接答えを求めた時点で、自己責任で行動しない証拠です。
また相談に乗ったとしても行動しないことでしょう。
自分の頭で考えることを放棄し、自己責任で決断することから逃げて、誰かに答えを求めようとする姿勢は、賛同できません。
アドバイスをするならば「このサイトでヒントが見つかりました」とアドバイスを求めてこない人に、アドバイスをしたくなります。
「頑張る予定です」と言う人より「今、頑張っています」という現在進行形の人を応援したくなります。
そういう人は自分の頭で一生懸命に考え、自分の責任で積極的に行動していることがわかるからです。
自己責任で頑張っている人は、応援したくなるのが人情です。
アドバイスは、かけらが見つかるだけで、御の字です。
このサイトではたくさんのヒントを載せていますし、またあなたの身の回りにもたくさんヒントは転がっていることでしょう。
遺跡の発掘で、まるごと遺跡が見つかることはまれです。
ほとんどの場合「かけら」の状態で見つかります。
かけらが見つかるだけでも、大発見ができたと思うことです。