執筆者:水口貴博

成功するための30の勉強力

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完璧な英語を求めると、話せない。不完全な英語でいいと思えば、話せるようになる。

完璧な英語を求めると、話せない。不完全な英語でいいと思えば、話せるようになる。 | 成功するための30の勉強力

私が留学時代には、英語が話せる人と、そうでない人とで違いがありました。

ちなみに、私は「英会話ができない」側の人間でした。

一生懸命に勉強しているにもかかわらず、英語がなかなか話せなくて、悩んでいました。

自分がそうだったからよくわかりますが、英会話が苦手な人に共通するのは「一生懸命になりすぎているところ」です。

「文法を間違えないようにしよう」

「単語の用法を間違えないようにしよう」

「できるだけすらすら英語を話せるようにしなければいけない」

すべてにおいて、一生懸命になっています。

一生懸命なのはいいですが、行きすぎて、逆に何も話せなくなります。

しかし、案外、適当な性格の人は、英会話が得意です。

間違いを気にしないし、恥をかくことを恐れていないからです。

単語レベルの会話であったり、文法が多少間違っていたりしても、とりあえず口にしていると、たいてい意味は相手に通じます。

英単語を積極的に発言しているだけで、英語のできる人に見えてきます。

英会話が流暢りゅうちょうな人の会話をよく聞くと、文法や単語がよく間違っています。

では、なぜ英会話がうまいように感じるのかというと「流暢」だからです。

多少文法が間違っていたり単語だけの会話だったりしても、さっと口に出せれば、意思疎通はスムーズに進みます。

しかし、完璧を求めて、何も話せない人は、意思疎通以前の問題です。

口に出さなければ、相手に伝わるはずがありません。

間違ってもいいから、とにかく素早く英単語を口にすることが大切です。

英会話ができる人は、あえて「不完全な英語でいい」という決断があります。

間違って笑われても気にしない度胸があります。

私たちが英語をうまいと感じるのは「いかに完璧な英語か」ではありません。

「いかに不完全な英語でいい」と妥協するかです。

不完全でいいと思い始めたとたん、英会話は急にできるようになるのです。

成功するための勉強力(28)
  • 不完全な英語で妥協する。
目的地にたどり着くためには、2つの把握が必要。

成功するための30の勉強力

  1. 勉強は、結果が出るまでに時間がかかる。
  2. 勉強をして一番変わるのは「雰囲気」である。
  3. 信号の赤を、チャンスに変える。
  4. アドバイスを求める人ほど行動せず、アドバイスを求めない人ほど行動している。
  5. 「気になる」という気持ちがあるうちに、調べる癖をつける。
  6. 暗い夜に考えていると、気分も暗くなる。
    明るい朝に考えていると、気分も明るくなる。
  7. 「頭がいい」とは、そういう「事実」ではなく「姿勢」である。
  8. 勉強をすれば、喧嘩が減る。
  9. 勉強をしてから目的を決めるのではない。
    先に目的があって勉強する。
  10. 一度しかない人生を悔いなく生きないと、本当に悔いてしまう。
  11. スピードを出しているうちは、疲れを感じない。
  12. 権威のある辞書があると、自信がつく。
  13. 辞書の面白さとは、引くつもりのなかった言葉を引くこと。
  14. 悩みと疑問を抱いているときが、勉強をする最適な時期。
  15. 勉強をする場所は、机の前だけではない。
  16. 遠くへ行けば、旅行になった気になっていませんか。
  17. 勉強のために、文系や理系という区切りは必要ない。
  18. 「何を知るか」より「どう使うか」のほうが大切。
  19. 初めてあったときに、次に会う約束をする。
  20. どんな旅行ブックより、現地の人ほど詳しい人はいない。
  21. 「早起き」という言葉を使うのが恥ずかしいくらい、当たり前の習慣にする。
  22. 今日勉強していることが、未来のあなたを形作る。
  23. 難しい言い回しを使わない努力をすればするほど、知性的になれる。
  24. 本当の知性とは、面白さに気づけること。
  25. 一番前の席が、一番勉強ができる。
  26. 時間術を学ぶ時間があるなら、仕事を当たり前に進めたほうが早い。
  27. 友人と一緒に勉強会を開かない。
  28. 完璧な英語を求めると、話せない。
    不完全な英語でいいと思えば、話せるようになる。
  29. 目的地にたどり着くためには、2つの把握が必要。
  30. 1,000冊以上読んで学んだことは「本を読む暇があれば行動しろ!」という悟りだった。

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