公開日:2009年5月31日
執筆者:水口貴博

明るい未来を切り開く30の勉強法

  • いついかなる状況でも、
    勉強できる装備が整っていますか。
明るい未来を切り開く30の勉強法

いついかなる状況でも、勉強できる装備が整っていますか。

先日、私がトイレの個室で用を足していたときのことです。
私はいつも考え事をしている性分で、その日のその瞬間も、ぼうっと考えていました。
トイレの個室は、大変リラックスできる空間です。

「勉強をしている」と言っているうちは、まだ勉強不足である。

「勉強をしている」と言っているうちは、まだまだです。
「勉強は特別なこと」だと、まだ思っているからです。
特別なことではなくて、当たり前にします。

店員への意外な質問。
「一番売れていない商品はどれですか」

あなたはデパートで商品を選ぶとき、どのような基準で選んでいますか。
まず思い浮かぶのは「売れ行きのいい商品のチェック」です。
売れ行きがいいなら、値段や性能など、評価が高いことがわかります。

勉強の半分はインプット。
もう半分はアウトプット。

私たちが一般的に考える勉強は、知識を詰め込むことです。
たくさん本を読み、知識や知恵を頭の中に取り込みます。
それはまだ「インプット」の段階だけです。

タイムプレッシャーがあるから、時間の貴重さが勉強できる。

「時間がない。あと1時間しかない!」
時間に余裕のない状態は、たしかに居心地のいいものではありません。
しかし、タイムプレッシャーとは、単なるストレスではありません。

騙された経験は、セミナーだと思う。
騙された金額は、授業料だと思う。

騙される経験は、学校では教えてくれません。
だから私たちは、人生のどこかで必ず一度は騙されます。
学校で教えてくれないので、免疫力がありません。

こだわりのある人は、魅力的な人。

「どんな人と結婚したいですか」と聞いて「誰でもいいです」という人は、人生に対して自暴自棄になっている人です。
「どんな仕事がしたいですか」と尋ねて「稼げれば何でもいい」と答える人は、好きな仕事がないとわかります。
「どんな食事が好きですか」と質問して「何もない」と答えるのは、おいしいと感じる食事が1つもないということです。

テレビ番組に向かって突っ込みを入れると、雑談がうまくなる。

雑談で要求されるのは「連想する力」です。
連想する力がないと、ネタごとに会話が終わってしまいます。
ネタからネタを連想してつなげていくのが、雑談です。

作家とは、文章を書く仕事ではない。
読者を励ます仕事である。

「読んで元気が出てきました」
「勇気をもらいました」
「もう少し頑張ってみます」

人との出会いも一期一会。
言葉との出会いも一期一会。

読書を読んで人生が変わるのは、本ではありません。
本文中の「一言との出会い」です。
たったの一言が心に突き刺さり、人生を変えます。

知識を操るためには、知恵が必要になる。

学校で学ぶ勉強は、知識ばかりです。
知識ばかりの勉強をしても、残念ながら明るい未来は切り開けません。
たとえば、金融関係の学校でお金についての知識を学んだとしましょう。

あなたの頭の中には、望遠鏡がある。

あなたの頭の中には、望遠鏡があります。
「想像力」です。
本来の望遠鏡は、遠くにある物体を大きくして見る道具です。

勉強に、時期尚早はない。

勉強を始める時期を考えるのは、ナンセンスです。
そういうことを考えていることが、一番の無駄です。
勉強には、時期は関係ありません。

今すぐ役立たない勉強ほど、後から大いに役立つ。

英語の勉強は、時間がかかります。
単語・熟語・文法など、幅も奥も深いです。
だから語学の勉強には時間がかかります。

学ぼうという気持ちがあれば、平凡な瞬間も勉強になる。

学ぼうという気持ちのある人が本を読めば、本は宝のように感じます。
自分のためになることがたくさん書かれていて、本が読めるだけでも幸せだと感じます。
目的以外の文章でも、勉強したいという前向きな気持ちがあれば、わずかな文章の中から大きな価値を見いだせます。

高額のマンツーマンは、実は一番格安である。

学校といえば、1人の先生が大勢の生徒に対して教えるという形式が一般的です。
大勢の生徒に一度に教えるという、効率面や経営面の事情もあるのでしょう。
大勢の生徒の中では、ほかの生徒の視線が気になって質問しにくい場合があります。

鳥肌が立つような経験ができれば、いい勉強ができている証拠。

勉強の山場を迎えると、鳥肌が立つものです。
寒いから鳥肌が立つのではありません。
感動するから鳥肌が立ちます。

勉強をすれば、ストレスになるのは嘘。
勉強をすれば、ストレスが減る。

筋力は、トレーニングによって鍛えることができます。
ダンベルを使って筋力を鍛えると、足腰の筋肉や二の腕が強化されます。
はじめこそ大変なトレーニングですが、筋力がつけば間もなく楽になります。

すぐ答えを求めないから、味わいは無限に広がる。

すぐ答えを求めるのは、悪い習慣です。
答えを1つしか見つけられないからです。
早く答えを知りたい気持ちはわかります。

説明不足の言葉を想像するのは、素晴らしい脳のトレーニングになる。

説明不足に対していらいらを感じるのは、勉強ができない人です。
しかし、説明が十分だったとします。
その説明しか、答えを見いだすことができません。

嫌いな人を「先生」と呼べば、人間関係改善のきっかけが見つかる。

あなたには嫌いな人がいますか。
嫌いな人を嫌いなままでは、人間関係の改善はされません。
尊敬できるところもない。

知性を磨いて「必要」「必要ではない」と区別する。

私たちは、ついたくさん語ってしまおうとします。
たとえば、雑談で話をするときです。
たくさん話を語るほど、より多くのことを相手に伝えられると思っています。

タクシーの運転手ほど、情報通はいない。

あなたは、タクシーに乗ったとき、何をしているタイプですか。
目的地に到着するまで眠るタイプ。
タクシーの中でも仕事をするタイプ。

勉強する時間がないのは知性がない証拠。
勉強する時間を見つけられるのが知性だ。

「勉強する時間がない」という愚痴をこぼす社会人がいます。
勉強できないのは、仕事に追われて忙しいせいだと言います。
社会人なら、時間がないのは誰でも同じです。

学生は、勉強をして未来を切り開く。
社会人は、習得した知識や技術をお金に換えて未来を切り開く。

勉強だけ楽しむのは、学生までです。
学生は勉強をして希望する学校に入学することで、未来を切り開きます。
勉強だけしていても、未来につながることでした。

センスのいいファッションには、高い知性が要求される。

街を歩いていると、ブランドを身につけている人たちを見かけます。
しかし、ブランドを身につけて「かっこいいな」と思う人もいれば「頭が悪そうだな」と感じてしまう人もいます。
両者は、ブランドを身につけているところまでは同じです。

あなたの体の中には、優秀な医者が存在する。

あなたはトイレのときに、自分の尿の色を見ていますか。
食事中なら、申し訳ございません。
たしかに自分の尿や便を見るのは、きれいなことではありません。

「楽しさに気づく力」が、本当の知性である。

楽しいことは、本や映画、漫画の中だけに存在するわけではありません。
いつでもどこでも存在します。
にもかかわらず「楽しいことがない」と愚痴をこぼす人がいます。

自分をよく見ることはあっても、他人をよく見ることは少ない。

私はひまになったときには「人間観察」をする癖があります。
これも「楽しさに気づく力」を鍛える方法の1つです。
生活の中では「何もしない時間」が突然できることがあります。

勉強した後、どうなるかではなく、勉強しているとき、どうであるか。

勉強するときには、知識や知恵を求めて勉強します。
ニンジンを追いかけるウサギのように、報酬があるから、それに向かって必死になるのはわかります。
しかし、結果を出して報酬をつかんだときにようやく喜びを感じる方法は、賢い勉強法ではありません。

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