どんな世界でもそうですが、歩き始める前には、2つの把握が必要です。
前提として「全体像の把握」と「現在地の把握」の2つがなければ、目的地にたどり着けません。
たどり着くどころか、迷子になるでしょう。
学校へ登校するとき、家から学校までの「全体像」と、今どこにいるのかという「現在地」がわかっていなければ、迷子になります。
大きな森に入って、木ばかりを見ていると、すぐ迷子になります。
「木を見て森を見ず」の状態は、見ているようで、実は見ていません。
まず、本当に見なければいけないのは「全体像」です。
全体像と現在地の2つを把握していれば、森の中で迷子になることはありません。
とりあえず精神的に安心します。
「自分が今ここにいる」という現在地が確認できるだけで、まったくストレスは変わります。
勉強も、いわば大きな森です。
勉強を始める前には、自分が鳥になったかのように上から下を見て、大雑把に全体を把握しましょう。
おすすめは「目次を見ること」です。
目次はその教科書の全体像が、一目で把握できるようになっています。
目次を活用して全体像さえ把握できれば、勉強を進めるとき、自分が今どの辺りを進んでいるのかがよくわかるようになります。
現在地がわかるだけでも、勉強へのストレスが減ります。
全体像がつかめることで、復習もしやすくなり、効率のよい勉強もおのずから浮かんでくることでしょう。
早く勉強をしたい気持ちが焦って目次を飛ばしていませんか。
最もよく読まないといけないところは、飛ばしがちな目次です。
全体像をつかむのは、勉強の基本なのです。