効果的な勉強法のために、少しでも隙間の時間を有効に活用することが大切です。
勉強する場所といえば、まず教室や机などを思い浮かべます。
しかし、私たちの生活の中では、意外な勉強場所があります。
「登下校の道」です。
社会人には「会社へ向かう電車の中」です。
学校へ向かう道は、ただとぼとぼ歩いているだけでは時間がもったいないものです。
目や両手足は忙しいので、教科書を持つ余裕はないでしょうが、肝心の耳は暇を持て余しています。
「耳で勉強する」という考えを持ってください。
暇をしている耳を使って、何か1つでも勉強をすれば、ほかの人より差をつけることができます。
たとえば、英語のリスニングです。
耳で勉強するリスニングなら、登下校の道はもちろんのこと、たとえ満員電車の中でも勉強ができます。
英語のリスニングだけでなく、国語や社会でも、必要な項目を自分の声で録音して、登下校中に聞けば、効果的な勉強になります。
勉強において、耳は見落としがちな感覚器官です。
勉強は、目だけでなく、耳でもできます。
私はよく、読書を耳でします。
本は読むものだという固定観念がありますが、聞いてインプットもできることも忘れないでください。
インターネットで本を朗読したファイルをダウンロードして、散歩をしながら聞いています。
勉強にもなるばかりではなく、運動不足の解消にもなりますから、まさに一石二鳥です。
読書をするときには、静かな場所や机が必要ですが、聞くだけなら場所を問わず、どこでも読書できる画期的な方法です。
ノイズキャンセリング機能のあるイヤホンやヘッドホンを使えば、周囲の雑音も緩和されます。
耳で勉強して感じるのは「疲れにくい」ということです。
目で読書を1時間もすれば、多少なりとも疲れを感じますが、耳で朗読音声を聞く分にはほとんど疲れを感じません。
耳は目に比べ、疲れにくい器官です。
音声を流しておくだけで勝手に読み上げてくれますから、聞いているだけでOKです。
勉強時間、勉強量が大幅に増えているにもかかわらず、勉強による疲れをほとんど感じない勉強法です。
この勉強法を取り入れるだけで、勉強量、勉強時間ともに飛躍的に向上します。