執筆者:水口貴博

物忘れを防止する30の方法

15

場所を変えるだけで、集中力が戻ってくる。

場所を変えるだけで、集中力が戻ってくる。 | 物忘れを防止する30の方法

「ああ疲れた。だらだらし始めてきたぞ……」

私は読書や執筆をする際、行き詰まり始めたら、まず場所を変えるようにしています。

場所を変えるだけで、雰囲気が変わり、受ける刺激が変わります。

場所を移動している間、外の空気に触れ、適度に散歩をして体を動かすことになるので、そうしたことも影響しているのでしょう。

刺激が変われば、気分転換になり、行き詰まっていた作業が再び集中できるようになります。

恥ずかしい話ですが、私は勉強のために、店から店へとはしごをします。

ファストフード店で勉強した後、レストランに行き、次にコーヒーショップへ行きます。

店員からは「またあの人が来た」と思われているに違いありません。

あるレストランでは、私がコーヒーばかりを注文するので、注文をしなくても、コーヒーを持ってくるようになりました。

もし違う注文をしたら、店員はどんな顔をするかな、と思います。

またある日、コンビニの店員から「私のこと覚えていますか。コーヒーショップで働いていた者です」と話しかけられました。

コーヒーショップの店員が転職をして、近場のコンビニで働くようになり、話しかけられました。

突然のことだったので「はあ」という気の利かない返事になってしまいました。

そうした出来事に、自分ながら驚きます。

いろいろな店に行っているため、地元では知らないうちに知られてしまっているのでしょう。

そのくらい場所を転々と変えて勉強をしていることが、効果を大きくさせているというのはたしかです。

行き詰まったときやだらだらしたときには、気分を変えるために、場所を変えればいい。

学校の教室だけが、勉強する場所ではありません。

勉強部屋はもちろん、台所、学校の図書館、あるいはコーヒーショップでもいいでしょう。

二宮金次郎のように、歩きながら勉強できます。

「集中力がない」と不満を漏らすのは、誰でもできることです。

しかし、それを言ったら、終わりです。

ほかの人より勉強をするためには、勉強が継続できる工夫が必要です。

それができない人は、ありきたりの成績で終わりますが、できる人は成績が伸びていきます。

大切なことは、集中力を取り戻す工夫をすることです。

もんもんとした気分が、ぱっと晴れるような工夫を取り入れて、勉強を継続させる工夫をしましょう。

物忘れを防止する方法(15)
  • 場所を変えて、気分転換をする。
コーヒーを飲めば、脳の働きが活発になる。

物忘れを防止する30の方法

  1. 頭のよさは、生まれつきではない。
  2. グループとしてまとめると、覚えやすくなる。
  3. 関連づけると、覚えやすくなる。
  4. 人は、7桁以上の数字が苦手。
  5. 読めないと覚えられない。
    読めるから覚えやすくなる。
  6. 語呂合わせで覚える。
  7. 歌で覚えると、忘れない。
  8. 覚える前に、好きになることから始める。
  9. いきなり分厚い本を手にしない。
    薄い本から手をつける。
  10. 言葉の由来を知ると、覚えやすくなる。
  11. 理解をすると覚えやすくなる。
    暗記より理解を優先させる。
  12. 物覚えがいい人は、目的を意識する。
  13. メモ用紙に書いてしまえば、頭で覚える必要はない。
  14. 異なる科目を勉強すれば、気分転換になる。
  15. 場所を変えるだけで、集中力が戻ってくる。
  16. コーヒーを飲めば、脳の働きが活発になる。
  17. 昔話が多いのは、インプットが足りない証拠。
  18. あくびをして問題があるのは、生徒ではなく、先生である。
  19. あくびをすると、頭の回転がよくなる。
  20. わかったふりをしない。
  21. 強いストレスは、脳に悪影響を与える。
  22. 人に説明をすればするほど、頭がよくなる。
  23. 目をつぶると、記憶に残りやすく、思い出しやすくなる。
  24. 書くと、覚えやすくなる。
  25. 第一印象と名前をイメージにして、結びつける。
  26. 教科書の「章」を上手に活用する。
  27. わからないところは、読み飛ばしていい。
  28. 知識が豊富になっている将来の自分を想像する。
  29. 2つ持っていれば、持ち帰り忘れることはない。
  30. 恥ずかしい経験がないと、人間は本当に成長できない。

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