勉強ができる人は、まず、スピードが違います。
一気にやってしまうスピードで、できるように集中力を発揮します。
速さ優先。
後から質を求めます。
たとえば、英単語100語を覚えるときに、あなたはどうしますか。
質を求める人は、1日10語ずつ確実に覚えて、10日間で完成しようとします。
しかし、この進め方では、1日目に覚えたことは、すっかり忘れていることでしょう。
復習もせずに1週間前の内容は、忘れていて当然です。
それどころか、昨日覚えた内容すら忘れているかもしれません。
「一つ一つ、確実に」
ゆっくり質を求めて進める勉強法は、美しいようですが、失敗します。
では、勉強ができる人はどうするのかというと、1日目で100語を一気に覚えます。
もちろん100語を完全に覚えるのではなく、大まかに覚えます。
それをやってのけるために集中して、スピードをもって勉強します。
2日目から9日目までは、復習に時間を使います。
書いたり、音読したりして、確実に自分の体に染み込ませて身につけます。
両者を比べた場合、当然、確実に覚えているのは後者のスピード型勉強法です。
同じ10日間でも、身につけている具合がまったく違いますね。
初めから質を求めてはいけません。
まず、スピードです。
スピードの後に、質を求めましょう。
全体を一気に学び、復習に重点を置きます。
普通は高校3年で高校3年の授業をしますが、進学校の場合、授業を進めるのが早い特徴があります。
有名進学校では、高校2年の段階で、高校3年間の勉強をすべて終えるところが多い。
授業にスピードがあります。
なぜそうしたことをするのかというと、高校3年の1年間は、自分の進みたい大学に科目を絞り、復習する時間に充てるからです。
希望校に科目を絞って勉強して、忘れかけていたことを復習して、質を高めます。
初めは質より速さです。
後から質を求めればいいのです。