執筆者:水口貴博

成績が上がる30の勉強法

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どんなに古臭い本でも「王道」と言われる本を1冊は持っておくこと。

どんなに古臭い本でも「王道」と言われる本を1冊は持っておくこと。 | 成績が上がる30の勉強法

どんなに古臭い本でも「王道」と言われる本を1冊は持っておくことが、学習の鉄則です。

私が以前受けた、IT関係の資格試験の話です。

本屋へ行った私は、勉強のために教科書を探していました。

資格対策のための教科書が2冊もあり、どちらを選んで勉強しようか迷っていました。

その2冊の特徴は、次のような内容です。

  1. 長年実績がある「王道」と言われる教科書(ページ数:少)
  1. 最近出た新しい教科書(ページ数:多)

目新しさ・ページ数・豊富な解説などから、私は「最近出た新しい教科書」を選んでしまいました。

これが失敗でした。

結論から言うと私は一度試験に落ちてしまいました。

最近出た新しい教科書で勉強したにもかかわらず落ちたのは、的外れの内容が多かったからです。

最新の内容をそろえているだけに、解説もページ数も豊富でしたが、テストに出題されない部分も目立ちました。

誤字脱字も多かった。

中には解説が間違っている部分さえもありました。

本に書いている内容が間違っていれば、試験にも合格できません。

間違った内容を覚えて受験すれば、本の内容をしっかり覚えていても間違えます。

私はその後、王道と言われる本を買い直して勉強した結果、あっさり試験に合格できました。

「王道」と言われる教科書のほうがページ数も少なく、説明も簡素ですが、その簡素さが逆にわかりやすく感じました。

長年の実績から、試験に必要な説明だけが絞られていました。

改版に改版を重ねていますから、誤字脱字も1つもありませんでした。

試験を受けて合格するために、必要な理解や事柄が系統立てて書かれています。

まさに聖書です。

「王道」と評価されている本は理由があります。

たくさんの人が使い、内容のチェックを通過した実績のある本ですから、そういう本は間違いなく購入したほうがいい。

試験に合格するためには、まず王道と言われる本を使って勉強することをおすすめします。

学校なら、文部科学省がチェックしている教科書そのもので結構です。

何度もチェックして改版を重ね、全国の生徒が使用して、実際に合格へと導いたという実績もあり、完成度の高い1冊です。

一方、社会人が各種資格の勉強をするなら、その分野の王道と言われる本を1冊探しましょう。

探すポイントは「古くても売れ続けているロングセラー」です。

実績や口コミで評価を得ている証拠ですから、内容もお墨付きなのです。

成績が上がる勉強法(4)
  • どんなに古臭い本でも「王道」と言われる本を使って勉強する。
勉強には、王道の5段階がある。

成績が上がる30の勉強法

  1. 「ノートに書く1時間」と「記憶に集中する1時間」は、まったく別物。
  2. アウトプットは、インプットが大前提。
  3. まず1冊の教科書を使って、徹底的に勉強する。
  4. どんなに古臭い本でも「王道」と言われる本を1冊は持っておくこと。
  5. 勉強には、王道の5段階がある。
  6. 歴史は、漫画を読んで流れをつかむ。
  7. 100点を目指さない。
    90点も取れれば十二分。
  8. 基本5科目「英国理数社」より、はるかに重要な「自分」という科目がある。
  9. 勉強は、夜より、朝する。
  10. 本当に勉強ができる人は、ノートを取らず、教科書に書き込む。
  11. ノートオタクにならないこと。
  12. 勉強に、生理現象の我慢は禁物。
  13. 効果的な勉強に「音読」は当たり前。
    勉強の達人は「立って音読」をする。
  14. トイレ・お風呂・自室の壁を、最大限に活用する。
  15. 区切りや制限時間を作ると、頭がしゃきっとする。
  16. 試験日は、最初に決めてしまう。
  17. 勉強にお金を惜しむと、成績が伸びない。
  18. 予習より、復習に力を入れよう。
  19. 重要な情報は、もったいぶらずに共有する。
  20. 質を求めた勉強は失敗する。
    スピードのある勉強が成功する。
  21. 復習効果を倍増させるには「1人授業」が効果的。
  22. 睡眠時間を削ってまで、勉強をしない。
  23. 勉強のできる人は、パンよりご飯を食べる。
  24. ガムを噛めば、頭の回転がよくなる。
  25. テストの復習をする最もよいタイミングは、受け終わった直後。
  26. 必要な科目が決まったら、必要ない教科は徹底的に捨てること。
  27. 疲れにくく継続ができる勉強は、耳からしよう。
  28. 「鉛筆とノート」より「ボールペンと紙」のほうがいい。
  29. 音楽を聴きながらする勉強は、効果的なのか。
  30. 合格した後の自分を想像しながら、勉強する。

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