合格する人は、勉強を夜より朝にします。
「夜のほうが、静かで勉強しやすい」
おや、本当でしょうか。
自分の生活を変えたくないからと、言い訳していませんか。
夜には面白い番組があり、ついテレビを見てしまいます。
携帯電話が鳴って、気づけば長電話をしてしまいます。
日中の疲れもたまり、頭の回転も鈍くなる時間です。
あげくの果てには、眠気が襲ってうつらうつらし始め、勉強どころではなくなります。
夜は、勉強の邪魔になる要素が、てんこ盛りです。
「勉強しているのに、なかなかはかどらない」
そういう人に限って、夜、勉強しています。
そもそも夜は、最もはかどらない時間帯です。
勉強の中心を夜にしているかぎり、本来の集中力を発揮できません。
勉強の時間を、夜から朝にしましょう。
朝は、1日の中で最も邪魔が少ない時間です。
早朝なら、テレビ番組はまだ始まっていません。
みんなが寝ている時間ですから、携帯電話が鳴ることもありません。
朝日は、夕日とは違い、すっきりした気分にさせてくれ、元気が出てきます。
「でも、やはり朝は眠い…」
それは、睡眠時間が少ないからではないでしょうか。
睡眠時間が、7時間以下ではありませんか。
睡眠時間は、必ず7時間以上取りましょう。
勉強ができる人は、睡眠時間はたっぷり取ります。
ぐっすり寝て、疲れが取れれば、朝はむしろ一番快調になる時間帯です。
それでもなかなか眠気が取れなければ、朝にシャワーをさっと浴びたり、コーヒーを1杯飲んだりしましょう。
近場の24時間ファストフードに、勉強場所を移動してもかまいません。
この朝の快感は、一度知ると、やめられません。
私はいつも、早朝から本を書き始めます。
いつも4時ごろに起きて、近場の24時間レストランで執筆します。
「大変ですね」という声が飛んできそうですが、全然大変ではありません。
朝ですから疲れもなく、人も少ないので集中でき、夜に比べればはるかに楽です。
朝の1時間は、夜の3時間にも4時間にも匹敵します。
朝の快感を知ると、仕事・勉強・作業が、すごいスピードで進むのです。