授業での勉強の前後には「予習」と「復習」があります。
きちんとする人もいれば、まったくしない人もいます。
勉強の本質は「理解と記憶」であることを忘れないでください。
理解と記憶をするために、予習して、復習をします。
勉強ができない人は、決まって予習も復習もしません。
「予習はあまり意味がなく、復習は面倒」と思っています。
することといえば、授業中、先生が黒板に書くことをノートに書き写すだけです。
ノートに書き写しただけで、勉強した気になり、満足しています。
だから実際は、テストで点が取れません。
黒板の字をノートに書きとめる作業には、理解も記憶も必要ないからです。
一方、勉強ができる人は、予習も復習もします。
予習も復習も、どちらも理解と記憶を促す作業です。
予習をすれば、授業中に先生の話している言葉がよく理解できるようになります。
授業中はノートを取らない代わりに、授業の内容に集中して、理解と記憶に徹します。
わからないところがあれば、手を挙げて、どんどん質問します。
授業が終わり、復習をすれば、記憶に残りやすくなります。
確実に記憶するためには、やはり復習しかありません。
何度も復習して、頭に叩き込みます。
ただし「力を入れるべきは、予習より復習」というポイントを忘れないでください。
復習には、予習の何倍も時間をかけてください。
記憶のためには一度で覚えるのではなく、復習を重ねることで、繰り返し覚えるという姿勢が大切です。
何度も復習して、覚えるのです。
「試験日までどうしても時間がないんだ!」
そういうときは、最悪、予習は省いて復習だけに力を入れてもかまいません。
もちろん予習ができれば、理想です。
しかし、時間の制約から、難しいときには、復習に絞った勉強でもいいでしょう。
とにかく勉強とは「理解と記憶」です。
理解と記憶ができていない作業は、すべて無駄と考えましょう。