賢い人は、まず漫画を読みます。
サボっているのではありません。
暗記の前に「流れをつかむこと」から始めます。
勉強には「理解」と「記憶」があります。
記憶の大前提は、理解です。
理解をして、初めて記憶できます。
理解を伴わずに記憶することを「暗記」といいます。
理解という流れが伴っていないので、暗記をして記憶ができても、すぐ忘れます。
記憶を保持するのは、流れであり、理解です。
流れも理解もできていない暗記は、記憶を保持するネットワークがないので、あっという間に忘れてしまいます。
勉強が上手な人は、まず理解をするために、流れがつかみやすい漫画を読みます。
歴史の教科書もいいのですが、あまりに淡々と事実だけが述べられ、登場人物の顔や喜怒哀楽までは記載されていません。
歴史漫画では、登場人物の顔がわかり、喜怒哀楽を通して物語が進んでいきます。
理解しやすく、覚えやすくなります。
日本史でも世界史でも、必ず「争い」が登場します。
「争い」の背景には、必ず「原因」と「結果」があります。
争うことになった原因と、争った後にどのような結果になり、世界にどのような影響を及ぼしたのかを、流れを追って理解します。
忘れにくくなります。
漫画を通して、大局的な歴史全体の流れをつかみます。
全体の流れをつかんでから、人の名前や年号などを細かく覚えます。
全体的な流れがつかめたら、歴史の教科書に戻り、人物の名前、年号などを細かく覚えます。
「森を見てから、木を見る」という勉強法は、すべての科目において普遍です。
漫画だからとはいえ、侮ってはいけません。
効率のよい勉強には欠かせない起爆剤になるのです。