仏教には「類魂」という言葉があります。
英語では「グループ・ソウル(Group Soul)」といいます。
「すべての魂は、ばらばらではなく、1つである」という意味です。
手のひらを見れば、わかりやすく説明ができます。
さあ、手のひらを見てみましょう。
親指、人差し指、中指、薬指、小指と5本ありますね。
しかし、それぞれの指が独立しているのではなく、付け根では手のひらを通して1つにつながっています。
それぞれがばらばらに思えても「実は1つである」という事実があります。
根っこでつながっているのです。
類魂とは、それぞれ独立しているのではなく「実は1つ。同類である。仲間である。グループである」ということです。
人間は、一人一人が独立しているように思えますが、根っこではみなが1つにつながっています。
地球があるから生まれたというのは、性別・国籍・学歴など関係はなく、すべての万物に共通です。
手の指は、地球上の生物であり、手のひらは地球そのものと考えましょう。
指5本が1つにつながっているように、地球上の生物もばらばらではなく、実は根っこで1つにつながっているのです。
つながっているのですから、元は1つなのです。
相手はあなたであり、あなたは相手でもあるのです。