睡眠を取らなければ、人間は死んでしまうというお話を聞いたことがありますか。
我慢すれば何とかなるという単純な話ではなく、ある一線を越えると、死の危険になるそうです。
食欲、性欲、睡眠欲は、人間の3大欲です。
なぜ3大欲といわれるのかというと、命に関わる欲求だからです。
生きるために「食欲」や「睡眠欲」を欲し、子孫を残して命をつなげるために「性欲」があります。
削ってはいけない欲求です。
先に紹介した「睡眠を取らなければ、人間は死んでしまう」というお話は、医学的にも実証されているリポート結果です。
しかし、命に関わる睡眠を、自ら好んで削っている人が、実に多いのです。
睡眠時間が短いことをかっこいいと思っています。
かっこよさを求める人に限って睡眠時間が短く「3時間しか寝ていないよ」と自慢をします。
「すごいね」と言われたいからです。
「すごいね」と言われると、自分を認められたような気がします。
しかし、命に関わることですから、かっこつけている場合ではありません。
睡眠時間を削るということは、命を削るということです。
ストレスが肌を荒れさせ、元気をなくし、勉強や仕事に支障を来します。
免疫力を低下させ、病気になりやすくなります。
睡眠時間が長くなれば元気になり、勉強や仕事へのやる気が出て、免疫力が高まり、病気になりにくくなります。
睡眠時間が長いということは、怠け者ではありません。
免疫力を活性化させ、元気とやる気を起こし、寿命も延びていくのです。
繰り返しになりますが、3大欲は命に関わる欲求です。
削れば、命も削られていくのです。