「今日もいつもと同じことの繰り返し」
同じことを繰り返していると、慣れが出てくる代わりに、マンネリ化してきます。
いつもと同じ道で会社へ通い、見慣れた風景を眺め、いつもと同じ人間関係、いつも行くお店で、いつもと同じ食事をする。
同じことの繰り返しは、たしかに安定します。
しかし、刺激がだんだん少なくなります。
意外なお話に聞こえるかもしれませんが、刺激がなくなると、心はそれだけで疲れてくるのです。
心は常に刺激を求めたがる性質を持っているからです。
「おいしい食事をしたい。面白い映画を見たい。楽しい話が聞きたい」
誰もが、そう思いますよね。
それは、心が常に刺激を求めたがる性質のためです。
心は常に刺激を求め、適度に新鮮な刺激があると心は喜び、不思議なことに疲れるどころか元気になります。
子どもはいつも元気です。
それは、見るもの、聞くもの、感じることが、すべて初めてで新鮮だからです。
大人になるにつれて、疲れた表情になるのは、同じことの繰り返しになっているからです。
実は、何もないマンネリ化こそ、疲れの元凶だったのです。
マンネリ化し、刺激のない生活に、心が疲れているのです。
では、こういうときに、どうすればよいのでしょうか。
昨日とは、違ったことをすればいいのです。
今までしたことのない、新しい経験を求めればいいのです。
いつも食べる食事を、いつもとは違った食事にしてみるだけで、あなたの中に入ってくる刺激が変わります。
刺激が変われば、新しい感動があり、心が元気になります。
いつもはバラエティー番組を見ているところを、今日はお堅いテレビ番組を見てみるといいでしょう。
行ったことのないお店に飛び込んで、いつもは避けているような食事を思い切って注文してみると、新しい世界が広がります。
レンタルビデオで借りる映画も、いつもなら見ないような映画を思い切って借りてみましょう。
あなたの中に、新鮮な刺激があり、視野が広くなります。
同じことの繰り返しを避ければ、心は若返ります。
むしろ、元気になるのです。