睡眠は、ためることができません。
たとえば、1日平均6時間睡眠の人が「今日12時間寝たから、明日はまったく寝なくても大丈夫」というわけにはいきません。
基本的に、毎日寝る行為は必要です。
もちろんたくさん寝た分、次の日は多少睡眠時間が短くて済むことでしょう。
しかし、一時的なことであり、基本的にはやはり毎日睡眠が、ある程度必要です。
そもそもたくさん寝ようとしても寝られません。
十分に睡眠を取った後は眠気も取れ、寝ようにも寝られない。
逆にずっと起き続けようとしても、睡眠がない状態では疲れがたまり、仕事を続けられなくなります。
無理に睡眠を取らない状況が続くと、場合によっては命にも関わります。
基本的に毎日、寝る行為は、必要です。
それに比べれば「歩くこと」に関しては違います。
歩数は、ためることができます。
まったく歩かない日があってもできます。
普段よりたくさん歩くこともできます。
自分は1週間でどのくらい歩くのか、という目安をあらかじめ作っておきましょう。
1日の平均歩数も大切ですが、もっと大切なのは1週間の平均歩数です。
たとえば、1日10,000歩歩く人が1週間続ければ、70,000歩になります。
もし、仕事でどうしても忙しくて、3,000歩歩けなければ、次の日に7,000歩分上乗せすればいい。
まったく歩かない日があったなら、次の日に20,000歩歩くというのも手です。
20,000歩は結構な歩数ですが、歩き慣れた人なら実現できる歩数です。
あらかじめ1週間で歩くと決めた歩数になるように、日によって調整ができます。
これが歩くことの素晴らしい点です。