「どっちでもいい」という言葉の本当の意味は「どっちでもいい」という意味ではありません。
この言葉の裏に隠れている、本当の意味を感じ取っていますか。
「どっちでもいい」ではなく「どっちがいいか自分では決めることができない」という決断力が不足していることを意味します。
口にする本人は、どっちでもいいと言うことで、自分の器、器量、心の広さをアピールしているようです。
しかし、言われる側は「どっちでもいいと言われれば、こちらで決めなければいけない。仕事を増やさないで」と迷惑になります。
「どっちでもいい」という口癖がある人は、嫌われやすくなります。
こんな口癖をする人に限って「じゃあAにする」と言えば「えー、面倒だな」と言います。
「じゃあ、Bにする」と言えば「えー、面倒だな」と同じ答えを返します。
自分で決断できないくらいですから、行動力もあるはずがなく、ただ言われるがままの人生を送ってしまいがちです。
すでにご存じのとおり、言われてからの行動では命令のようになり、やる気が起きません。
「どっちでもいい」という口癖を持っている人は、大変ストレスの大きい生き方をしています。
ストレスが大きくなるような生き方を、自分から選択しているのです。
では、本当にどっちでもいいと思ったときにはどうすればいいのでしょうか。
どちらでもいいのですから、なおのこと自分で決めればいいのです。
自分の決断力がないことで、他人の仕事を増やす生き方は、人に迷惑をかけてしまいます。
決断力をつける練習だと思いましょう。
自分で決めると、やる気が出ます。
決断したことですから、責任感と行動力が出てきます。
自分にとっても、プラスになることです。
どちらでもいいと思ったら、なおのこと、自分で決めることがお互いにとってもストレスが小さくなることなのです。