ある知り合いの女性から、実際に聞いたお話です。
肌が荒れているときにメイクをすると、一時的にきれいになったように見えても、後から余計に肌が荒れるそうです。
吹き出物ができている肌にファンデーションを分厚く塗ると、余計に状態が悪化します。
「ストレスがたまっています」
こんな悩みを言う人は、日々の生活に大きなストレスがあるのかと思います。
「どんな生活をしているのか」と尋ねると、いつも似たような返事が定番です。
睡眠を取らなければ、人間は死んでしまうというお話を聞いたことがありますか。
我慢すれば何とかなるという単純な話ではなく、ある一線を越えると、死の危険になるそうです。
食欲、性欲、睡眠欲は、人間の3大欲です。
「おしゃれは、我慢なのよね」
私が女友達とおしゃれについて話をしていたとき、ふと登場した言葉です。
まったくそのとおりだと、妙に納得してしまったことがあります。
ストレスに悩みやすい人は、細かいことを気にする性格の人が多いといわれます。
たくさんのことを気にしていると、それだけで精神的にエネルギーを消耗します。
知らない間に疲れてしまうのです。
初めて車の運転をしたときのことを思い出しましょう。
道路のどこに目を向ければいいのかわからなくて、戸惑ったことはありませんか。
私は、目まいになりそうなほど混乱しました。
後回しにする習慣は、疲れる習慣であり、ストレスをため込む習慣です。
宿題も、仕事も、人間関係もです。
後回しにしたところで気にし続けることにエネルギーを使ってしまい、何もしていないのにストレスになります。
ストレスの多い生活は、決まって夜が中心になっています。
夜は、魔の時間です。
夜には友人から愚痴の電話がかかってきて、ストレスになります。
シャワーは、汗を落とすためだけなら手軽でちょうどいいのですが、シャワー中心の生活になると話は別になります。
疲れの取れない生活へとなるからです。
夜に仕事で疲れ、お風呂に入るのが面倒といって、シャワーで軽く済ませてしまうと、疲れが取れにくくなります。
食事をするときに、満腹になるまで食べる習慣を持つ人は、ストレスも大きくなります。
食べたものを消化するため、胃、小腸、大腸などの消化器官に大きな負担を与えるからです。
消化活動は自律神経が担っているため、普段私たちは意識をしません。
汗をかくために、サウナにばかり頼る人がいます。
スポーツをした後のように汗をかくことができ、体内浄化ができたような感覚になります。
汗をかけば、乳酸をはじめとする毒素を排出でき、疲れが取れる作用があります。
あなたの周りに、難しい話をする人、いませんか。
おそらく、その難しい話ばかりをする人の表情は、疲れた表情になっているのではないでしょうか。
複雑に物事を考えていると、精神的な疲労が大きくなり、難しくてわかりにくいうえに、疲れやすくなります。
日常生活の中では、ときおりむかっとすることがあります。
人と意見がぶつかったとき、靴を踏まれたとき、親に叱られたとき……。
ささいなこともあれば、大きなこともあります。
たくさん物を持ちたがる習慣は、たくさんのストレスを背負う習慣です。
所有すると、世話をする必要が出てくるため、面倒が増えるからです。
面倒が増えると、結果として受けるストレスも増えていくというパターンです。
かっこいいことをしていると、無駄にストレスを背負うことになります。
往々にして、格好を気にし始めると、ストレスも増えてしまうものです。
「格好を気にする」という言葉だけに、人目を気にしなければならなくなり、ストレスへと変わるからです。
「今日もいつもと同じことの繰り返し」
同じことを繰り返していると、慣れが出てくる代わりに、マンネリ化してきます。
いつもと同じ道で会社へ通い、見慣れた風景を眺め、いつもと同じ人間関係、いつも行くお店で、いつもと同じ食事をする。
ストレスがあるのはかまわないのです。
適度なストレスは、仕事や勉強を効率化させる働きがあります。
悪いのは、ストレスではなく、ため込むことです。
さまざまな刺激を、人は五感を通して感じ取っています。
専門家の話によると、五感の中では視覚が最も使われているとのことです。
・視覚 (87パーセント)
「リリリ」
目覚まし時計に叩き起こされると、なんともいえない不快感がありませんか。
朝から誰かに怒鳴られている感じがして、お世辞にも寝起きがいいとは言えません。
宿題をしようかと思っていたときに、親から「さっさと宿題をしなさい!」と怒鳴られると、急にやる気がなくなります。
これからしようと張り切っていても、モチベーションが下がり、むしろやりたくなくなります。
「やれ!」と言われてからの行動では、命令されている気がして、動きにくくなるのです。
迷う癖のある人は、疲れやすい状態になっています。
迷っているときには、まだ何もしていないのに疲れます。
頭の中で想像をたくさんしているからです。
ただ流されるままに、付き合っている友人はいませんか。
もちろん友人が大切であることはわかります。
しかし、特に意味のない、ささいな理由から付き合う友人とは、少し距離を置くことが大切です。
話に笑いがあると不真面目そうに思えますが、実は話が通りやすくなります。
アメリカではプレゼンの冒頭に、軽く笑いから入ることが通例になっています。
笑いを取ることで緊張感のある会議にリラックスをもたらし、話を聞いてもらいやすくなるからです。
「どっちでもいい」という言葉の本当の意味は「どっちでもいい」という意味ではありません。
この言葉の裏に隠れている、本当の意味を感じ取っていますか。
「どっちでもいい」ではなく「どっちがいいか自分では決めることができない」という決断力が不足していることを意味します。
掃除をする習慣のない人は、ストレスを受けやすい日々になります。
漫画、雑誌、ごみ、置物など、たくさんのものが散らかった状態で置いてあれば、目に飛び込んでくる情報が増えます。
たくさんのもので豊かになるようですが、ごみが散らかっていると、たくさんのものが目に飛び込んでしまい、気が散るのです。
難しい専門用語が会話に出てくると、聞く側にとって大きなストレスになります。
意味がわからず、話がややこしくなり、理解が難しくなるからです。
話をしている側は、こういうとき「わざと」使っている場合が大半です。
ウォーキングが健康によく、ストレス解消になります。
歩くことは、体の3分の2の筋肉を動かすことになり、よい運動になります。
しっかり呼吸をしなければならないウォーキングは、有酸素運動になり、健康・美容・ストレス解消に有効です。
ストレスの原因、とりわけ精神的ストレスの大半は「人間関係」にあります。
学校では気の合う人とつるみ、気の合わない人とは会話をしなくても問題なくやっていけます。
しかし、社会に出るとそうはいかなくなります。
何でも自分でやろうとする人は、一見するとかっこいいですが、疲れます。
車の運転も「俺が運転するよ」と言えればかっこいいですが、自分ばかりが運転していては、疲れも自分にばかり集中します。
何でも自分がこなそうとする人は、人一倍ストレスを背負いやすいため要注意です。
「今度、飲み会があるんだけど、一緒に行かない?」
友人からのせっかくの誘いには、断りにくいものです。
寂しがり屋の人は、特に話しかけられただけで飛び上がるほど嬉しく、ついOKをしてしまいます。