食事をするときに、満腹になるまで食べる習慣を持つ人は、ストレスも大きくなります。
食べたものを消化するため、胃、小腸、大腸などの消化器官に大きな負担を与えるからです。
消化活動は自律神経が担っているため、普段私たちは意識をしません。
自分は何もしていないような感覚になります。
しかし、たくさんの食べ物が食道から入ってくると、消化が必要になって各臓器が大忙しとなります。
肝臓、腎臓、血液、心臓など、体全身が総動員して活動します。
体内は運動会のように活動していますが、意識的ではないため、無意識のうちに疲れています。
「何だか疲れる」
「どうも疲れやすい」
「最近、疲れが取れない」
そういう人は、食事量をチェックしてみましょう。
食事の量が多すぎないでしょうか。
食事量を「満腹」から「腹八分目」にする生活に変えましょう。
今より少し食事量を減らす生活をすればいいのです。
食事量が減れば、消化活動の量も減り、体内への負担は驚くほど変化します。
私は昼食を「おにぎり2個」で済ませています。
昔は、幕の内弁当のようなしっかりした食事をしていましたが、自分には十分すぎる量だなと思っていました。
もともと体を活発に動かす仕事をしているわけではないため、たくさん食べる必要もないなと思い、食事の量を減らしたわけです。
もちろんおにぎり2個では足りない人もいるでしょう。
活発に体を動かす力仕事では、たくさん昼食を取る必要もありますが、個人の仕事の状況に応じて調整をしていくといいでしょう。
私は食事量を減らしてから、昼すぎに襲いかかる眠気も減り、また疲れにくくなった感覚があります。
たくさん食べると明らかに「胃が重い」状態が自分でもわかりましたが、食事量が減ってからは自然な感じになりました。
食事量を減らしてから、体重も少しだけ減り、健康的になったと感じます。