執筆者:水口貴博

間違いや失敗のない職場にする30の方法

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指さし呼称と声だし確認は、大きな効果がある。

指さし呼称と声だし確認は、大きな効果がある。 | 間違いや失敗のない職場にする30の方法

「一番線、よし!」

「線路、よし!」

「信号、よし!」

駅のホームで駅員さんが、指を差して確認している光景があります。

「指さし呼称、声だし確認」です。

電車や信号への注意を向けるために、わざわざ指を差し、声も出して確認しているのです。

少し大げさなしぐさが印象的です。

大げさだからいいのです。

大げさに指を差すことで、注意が一点に向けられ、気持ちが引き締まります。

うっかりした見落としが少なくなるのです。

電車のような人命に関係するような仕事では、必ず「指さし呼称、声だし確認」を導入しています。

お金はかかりませんが、有効な確認方法です。

私が今勤めている会社では「指さし呼称、声だし確認」が基本動作になっています。

社内全体で、そういうルールになっています。

お客さまに影響する作業を行うときには、コマンド1つの投入にも「ホストネーム、コマンド、よし!」と声を出して確認します。

1つのコマンド投入で、100万人規模のお客さまに影響を与える仕事です。

指を差して、声を出して、複数人で確認を行っています。

こういうシステムを導入すれば、ミスや間違いを減らすために大変有効です。

人命や数百万のお客さまに影響を与える大きな仕事だけに限らず、実生活においても十分活用できます。

買い物で外出するときも「電気、よし! ガス、よし! 水道、よし! 鍵、よし!」と一声出せば、意識は変わるのです。

間違いや失敗のない職場にする方法(24)
  • 指さし呼称、声だし確認を、導入する。
手書きの言葉には、魔法の力がある。

間違いや失敗のない職場にする30の方法

  1. 失敗をする原因は、人ではなく、システムにある。
  2. 人を変えるためには、時間がかかる。
    システムを変えれば、時間はかからない。
  3. 間違いを減らすために、ダブルチェックを導入しよう。
  4. 間違えてはいけない仕事は、ダブルチェック。
    間違えてもいい仕事には、スピード重視。
  5. 締め切りを与えると、部下は活発になる。
  6. 口頭だけの指示は、間違いを増やす。
    口頭と文書の両方で指示すれば、間違えない。
  7. 仕切りがあると、人間はサボってしまう。
  8. 勝つ組織は、徹底的な情報共有をしている。
  9. 朝礼を省略してはいけない。
  10. 責任の大きな仕事で、部下の成長を促す。
  11. 目標シートで意識を高める。
  12. リーダーが挨拶をしないと、部下も挨拶をしなくなる。
  13. つまらない仕事は、受け止め方に問題がある。
  14. 整理整頓をするから、仕事に集中できる。
  15. 必要ない会議に出ない、出さない。
  16. 考え方の対立はしない。
    考え方の吸収をする。
  17. 残業をしている職場は、要注意。
  18. 1週間は、神様のリズム。
  19. 休日のない職場は、精神力を使い果たし、いずれ崩壊する。
  20. 大切な仕事ほど、朝一番に予定する。
  21. ミスをして怒る上司がいる職場ほど、余計にミスが多くなる。
  22. 失敗しても許してくれるリーダーがいれば、部下は成長する。
  23. 1日1回は、相手のために何か協力する。
  24. 指さし呼称と声だし確認は、大きな効果がある。
  25. 手書きの言葉には、魔法の力がある。
  26. 勝つ組織には、予言者が必要。
  27. 花を置くと、喧嘩が減る。
  28. 掃除は新人だけにさせない。
    みんなにやらせよう。
  29. 職場の電気が暗いと、人も暗くなってしまう。
  30. 人を変えない。
    人を生かす。

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