休日は、体力補給の時間だけではありません。
精神力補給の時間です。
心の緊張をほぐして、心身のバランスを整える時間にあたります。
土日という休日があるからこそ、メリハリができます。
生活にリズムが生まれます。
忙しい平日とゆっくりした休日は、セットなのです。
もし、休日まで出勤させることになると、社員に体力はあっても、精神力が持たなくなります。
人間は、体力はあっても、精神力がなくなったとき、動けなくなります。
会社を運営する社長の中には、自社の利益優先のために、少しでも長く働かせようとする経営者がいます。
休日まで出社を強要し、仕事をさせるのです。
そうした経営者は、社員の体力のことは考えていても、精神力のことまで考えていません。
休日のない職場は、体力はあっても精神力を使い果たし、いずれ崩壊します。
若い人がすぐ仕事を辞めてしまうのは、体力が足りないせいではありません。
精神力がないから、すぐ仕事を辞めてしまうのです。
精神力がなくなるケースには、次の2つが考えられます。
もし、そもそも本人に精神力がなければ、本人の責任です。
しかし、強い精神力を無理強いする仕事をさせているなら、会社の責任です。
会社からの無理強いが多くて辞めてしまうケースが多いのです。
人間にとって大切なことは、体力より精神力です。
張りのある仕事をするためには、社員の精神力を考えたスケジュール調整が必須です。
体力より、精神力のほうが、はるかに大切なのです。