私が、両親と一緒に車に乗って出かけるときのことです。
父が運転手になれば、母は助手席に座り、私は後部座席に乗ります。
これは、水口家のお決まりのパターンです。
母は、助手席に座っていても、運転手にいろいろと口出します。
父が運転をしながら話に夢中になると「危ないから前をきちんと見て」と注意を促します。
急に車が飛び出してくれば「危ない」と大声を出します。
主導権を握っているのは助手席の人といっても過言ではありません。
助手席の母は、よく話しますが、運転者への安全意識向上に一役買っています。
車の運転は、人の命を乗せて走っています。
運転するのは運転手だけですが、安全意識向上では「作業者・確認者」の2名がいるのが常識です。
車の場合で考えると、運転手は作業者であり、助手席の人は確認者です。
運転手の父も、疲れやうっかりすることがあります。
しかし、それをカバーしようと、母は助手席に座って、運転手である父が見ていないところまで見ています。
この連携が大切です。
運転を運転手だけに任せず、助手席に座れば確認者として徹します。
自分の命も関係していると思えば、助手席で眠っている場合ではありません。
「助手席で一眠りしていたら、そのまま永遠の眠りについていた」という笑えない状況になりかねません。
もちろん運転手の邪魔になる程度に口出しをしては、余計に危険になりますから注意が必要です。
運転手の邪魔にならない程度に、補助しましょう。
助手席に座って、ただのんびりしていませんか。
助手席には、確認者としての仕事があります。
助手席に座ったら、確認者として運転手のエラーをカバーすることです。