ダメな組織には、ある共通点があります。
会議を頻繁に開いている、という共通点です。
ミスの多い組織ほど、会議を毎日しています。
会議を頻繁にしていると、一生懸命に仕事をしているような感覚になります。
それだけで満足してしまいます。
しかし、会議ほど、時間を無駄に消費する場所はありません。
会議は廃止してもいいほどです。
何か重要なことを話し合っているのかというと、そうでもない。
だらだらいつまでも答えの出ない話し合いを続けるばかりで、時間だけが過ぎています。
発言するのは、いつも決まったメンバーばかり。
新人が発言すると「偉そうなことを言うな」で終わってしまいます。
頻繁にするだけあって、何も決まらず、無駄な時間ばかりが過ぎています。
そんな会議に限って、出席する必要のないメンバーまで出席させます。
またもや、仕事をしているような感覚になるからです。
必要なメンバーばかりでなく、必要のないメンバーまで会議に出席させられていると、仕事をする時間がなくなります。
締め切りに間に合わなくなってしまうのです。
失敗をしてしまうと、またもや緊急会議です。
これが失敗する組織の例です。
本来、仕事を円滑に進めるための会議のせいで、仕事が傾いている矛盾があります。
ほとんどの場合、会議は不要です。
どうしても行いたいときにだけ、最低限のメンバーだけを出席させます。
出席できなかった人には、後日、議事録という形で話し合った内容を展開します。
それで十分なのです。
かなりの時間とエネルギーの節約ができます。
ダメな組織ほど、会議を頻繁にしているのです。