「社内のミスを減らす」
「間違いをなくす」
「不注意を防止する」
こうした基本的なことは、みんな、頭ではわかっています。
しかし、人間ですから、やはり不注意によるうっかりもあります。
不注意を改善させるには、まず「人」より「システム」に注目です。
人の改善には、時間もお金もかかり、非現実的だからです。
場合によっては、人を変えようとする会社は、社員から反発が生まれることでしょう。
社員みんな、頭ではわかっているが、できないから困っているのです。
人間ですから、機械のような動きはできません。
「もっと細かいところまでチェックしろ。間違いをなくせ」と言われても、極端な話「性格を変えろ」と言っていることと同じです。
あなたが「今すぐ性格を変えなさい」と言われても現実的でないように、仕事も、人を変えようとする対策は現実的ではないのです。
社内の体質を変えるためには、人を変えるのではありません。
時間もお金も、あまりにかかりすぎて、現実的ではないからです。
では、どうすればいいのかというと、システムを変えるのです。
やり方、方法というシステムを変えて、間違えを起こしにくい方法を導入します。
これは大変即効性があり、お金もかからないものがほとんどです。
人を変えるためには時間がかかりますが、システムを変えることに時間はかかりません。
会社のトップが社内改善のためにまず手をつけるところは、人よりシステムなのです。