「間違ったら大変」「失敗したら大変」という口癖の人がいます。
ちょっとしたことにも「間違ったら大変」「失敗したら大変」と過剰反応します。
おろおろ右往左往して、落ち着かない様子を見せるのです。
たしかに間違いも失敗も嬉しいことではありません。
どちらもないに越したことはありません。
間違いゼロ・失敗ゼロを実現できれば、なんて素晴らしいのでしょう。
飛び上がるほど嬉しくて、ガッツポーズで喜ぶはずです。
しかし、ここに誤解があります。
「間違ったら大変」「失敗したら大変」と言いますが、本当にそうでしょうか。
いいえ、きっと違います。
あらためて考えてみてください。
間違ったら、どうするか。
修正すればいいだけです。
失敗したら、どうするか。
やり直せばいいだけです。
たったそれだけのことです。
もちろん時間的・経済的な損失、信頼の低下といった一定のマイナスはあるでしょうが、限定的ということが多い。
仮に間違いや失敗をして大変になることがあったとしても、それはレアなケースであり、数える程度です。
冷静に考えてみると、実は大したことではないのです。
このことに気づけば「間違ったら大変」「失敗したら大変」は、言い過ぎであると気づかされます。
口癖には注意してください。
「間違ったら大変」「失敗したら大変」という口癖があると、悪い暗示がかかります。
悪い妄想が風船のように膨らんで、物事を大げさに捉えやすくなります。
余計な不安や恐怖心を助長させ、体がこわばり、チャレンジの妨げとなるのです。
口癖は無意識に出てしまうものなので、この悪影響は計り知れません。
では、どうすればいいのでしょうか。
おすすめの言い換えフレーズをご紹介します。
「間違ったら大変」は「間違っても大丈夫。修正すればいいだけ」と言い換えましょう。
「失敗したら大変」は「失敗しても大丈夫。やり直せばいいだけ」と言い換えましょう。
よくよく考えてみれば、方法はあるはずです。
そもそも大したことではなく、騒ぐほどのことでもないと気づかされます。
時間的・経済的な損失があっても、限定的なものとして受け入れます。
口角を上げて「これだけで済んで良かった」と思えばいいことです。
これで未来が明るくなるのです。