「だらだらした1時間」と「集中した1時間」。
どちらも同じ1時間に変わりありません。
1秒が3600回繰り返されただけのこと。
人によって時間の長さが変わることもありません。
時間は、すべての人に平等です。
しかし、時間の長さは同じでも、価値が違います。
だらだらした1時間と集中した1時間は、まったく違うことに気づいてください。
それぞれ別物と言っても過言ではありません。
だらだらした1時間は「価値の低い1時間」です。
やる気も元気もなく、生産性もありません。
緊張感もスピード感もなく、ただ惰性の時間が流れています。
できることといえば、休んだりリラックスしたりするくらいのこと。
だらだらしていては、いい仕事ができません。
だらだらした時間から、素晴らしい仕事も生まれません。
後になって「だらしない過ごし方をしてしまった」と悔やむことになるでしょう。
集中した1時間とは何か。
集中した1時間は「価値の高い1時間」です。
緊張感とスピード感が出て、生き生きした時間が流れます。
全神経を研ぎ澄ませ、目の前の仕事に集中すると、生産性が高まります。
記憶力が向上して、仕事がスムーズにはかどります。
集中するから、いい仕事ができます。
集中した時間から、素晴らしい仕事が生まれるのです。
時間があるかないかではありません。
集中しているかどうかです。
同じ1時間でも、集中しているかどうかで、意味も価値も変わります。
同じ1時間でも、だらだら過ごすのか、集中して過ごすのかで、価値がまったく変わります。
いま一度「集中力」を大切にしてください。
常に集中する必要はありませんが、重要なときには集中すべきです。
集中すると、エネルギーの消費が激しくなりますが、それだけの価値はあります。
今まで集中力を軽視していたなら、これからは集中力を重視しましょう。
せめて1日1回くらいは、集中した時間を作りたい。
自らゴールデンタイムを作ることです。
集中力は、時間の価値を高める源泉です。
集中すれば、時間の長さは同じでも、時間を増やしたのと同じことになるのです。