「大変だ!」
そう思う失敗があれば、一度冷静になってください。
「大変だ!」と思うことは、本当に大変なことなのでしょうか。
いいえ、あなたは勘違いをしています。
失敗したからといって、大したことではありません。
つまずいて、ちょっと転んだだけです。
道ばたの小石につまずいて、軽く転んだにすぎません。
致命的ではありません。
大事故でもありません。
命が取られるわけでもありません。
膝を少しすりむいてじんじん痛むかもしれませんが、我慢すればいいことです。
出血が気になるなら、ばんそうこうを張りましょう。
すぐかさぶたができ出血が止まります。
ちょっと転んだことを、大げさに捉えています。
「痛い、痛い」と騒いでいると、そこに注意が向いて、余計に痛みが強く感じてしまいます。
あなたの失敗は、ちょっと転んだだけのことです。
転んだだけですから、大げさに考えないことです。
大切なことは、立ち上がって歩き始めることです。
また起き上がって歩き始めればいいのです。
難しく考える必要はありません。
くよくよする暇があれば、歩き始めましょう。
泣いてもいいのです。
落ち込んでいてもいいのです。
「泣きながら」「落ち込みながら」でいいので、とにかく立ち上がって歩き始めることが大切です。
泣いたり落ち込んだりするエネルギーがあるなら、起き上がって歩き始めることに使ったほうが建設的です。
歩いていると前に注意が向くため、けがの痛みが気にならなくなります。
歩いているうちに時間が経ちます。
出血でできたかさぶたも、気づけば取れているでしょう。
これだけのことです。
ちょっとしたことを大げさに考えないでください。
あなたの失敗は、ちょっと転んだだけのことなのです。