時間の節約を心がけていると、だんだん「あること」に悩まされ始めるでしょう。
時間を無駄にしている人が目につくようになり、心がざわざわするのです。
「あの人は時間の使い方がなってない。この人は時間の無駄遣いをしている。あっ、あの人も……」
つい心の中で指摘をしてしまう自分がいる。
時間の使い方が下手な人を見ると、妙に落ち着かず、いらいらするのです。
自分はお金を出してまで時間を節約しているというのに、湯水のように時間を無駄遣いしている人がいると、いらいらして仕方ない。
これは時間の節約を頑張っている人によく見られる現象です。
世の中には本当にいろいろな人がいて、時間の節約に燃える人もいれば、無関心な人もいます。
時間は命そのものです。
それがわかっているだけに、時間の無駄遣いをする人がいると、命の無駄遣いをしているように感じて不快感を覚えるのです。
しかし、ここは大切な場面です。
自分は時間の節約が上手だからといって、自分の節約術を押し付けないことです。
そもそも時間の節約は、義務でも強制でもありません。
あくまで本人の自由です。
しなければいけないものではありません。
したい人はすればいいし、したくない人はしなくていいのです。
時短の家電を買うかどうかは本人の自由であって、義務や強制ではないのと同じことです。
気にしたところでいらいらするだけ。
ストレスがたまるばかりで良いことはありません。
「あの人は時間の節約に無関心なんだね」と思えばいいこと。
あるいは、完全にスルーするのもいいでしょう。
当然ですが、時間の使い方が下手な人を見下したり、自分のやり方を押し付けたりしないことです。
自分の節約術を押し付けるのは良くありません。
「こうしたほうがいい」「ああしたほうがいい」と口うるさくアドバイスをするのは、余計なお世話というもの。
相手にむっとされ、トラブルの原因になるのがオチです。
スポーツジムでトレーニング中、知らない人から「こうすべきだ」と命令されたら、うっとうしく感じるはずです。
その人は「時間の無駄遣いをする」という選択しているだけです。
本人がそれで納得しているのですから、それでいいのです。
時間を無駄遣いして痛い目に遭うのは、本人です。
共同作業で自分に迷惑がかかっているなら別ですが、そうでないならスルーするのが一番。
人は人、自分は自分なのです。