あるときあなたは、友人から相談を持ちかけられたとします。
このとき、どのような答え方をしているでしょうか。
よくあるのが次の3パターンです。
相談されたので普通に返事をするのですが、いつの間にか「命令口調」になっていることが多い。
もちろん答える側は親切のつもりで口にしているのですが、命令口調には押し付けがましい印象があります。
相手のためを思って言っているのはいいのですが、大切なのは「相手がどう感じるか」です。
「私の言うとおりにしなさい」と言われているような印象を受け、ストレスを感じるでしょう。
答え方によっては、相手に強いストレスを与えてしまい、ひんしゅくを買うことも少なくありません。
押し付けがましい答え方をすると、相手は反感を覚え、むっとされることが多い。
親切に答えているつもりが、逆に不親切な答え方になっていることが少なくありません。
心当たりのある方も多いのではないでしょうか。
では、相談されたとき、どのような答え方が好ましいのでしょうか。
おすすめのセリフは「私だったらこうします」です。
あくまで「私だったら」という前提で話をすれば、言葉にとげはなく、押し付けがましい感じもありません。
たとえば、友人から「今の仕事を辞めて、転職するか起業するかで迷っている」と相談されたとします。
このとき「起業はリスクがあるからやめたほうがいい。転職を選ぶべき」と言いがちです。
押し付けがましい印象が出てしまい、相手にストレスを与えることになるでしょう。
優しい答え方をするなら「私だったら転職を選びますね」というセリフを返します。
続けて理由や根拠を話していけば、相手はうなずきながら聞いてくれるでしょう。
「私だったら」という答え方をすれば、押し付けがましい印象はなく、参考意見の1つとして素直に耳を傾けてくれるはずです。