上司から仕事を依頼されることがあります。
上司が見ているのは、仕事の出来栄えだけではありません。
仕事さえきちんとできていれば評価は上がるだろうと思うところですが、その限りではありません。
仕事を頼んだときの反応も見ています。
上司から仕事を依頼されたとき、自分がどんな反応を見せているか思い出してください。
目を細めたり、眉間にしわを寄せたり、逃げ腰になったりしていないでしょうか。
「えっ? 私がするの? こんな仕事をしないといけないの?」
「面倒くさいな」と言わんばかりの反応を見せないことです。
一瞬でも曇った表情を見せると「本当はやりたくないのだな」と判断されます。
頼んだときの反応は、その人の本性がかいま見えるところです。
上司は一瞬の反応を見逃しません。
一瞬でも嫌な顔を見せると、大きな減点となります。
たとえ仕事の出来栄えが良くても、頼んだときの反応が悪ければ、減点につながります。
「○○さん、ちょっと頼みたい仕事があるんだけどいいかな」
そんなセリフで声をかけられたら、明るいリアクションの準備をしてください。
どんな仕事なのかまだわからなくても、まずポジティブな反応を見せることが大切です。
上司から雑用を頼まれたときは、明るく引き受けましょう。
にこにこしながら「はい!」と元気な声で返事をすることです。
嬉しそうな表情を見せるくらいでちょうどいい。
そうすれば、上司も仕事を頼みやすくなります。
上司は、雑用を頼んだときの反応も、見ていないようで、しっかり見ているのです。