ある人がカメラマンに写真を撮ってもらうことになりました。
写真撮影はカメラ目線の笑顔が一番と思い、にこにこした表情を決めました。
ところが、カメラマンに意外なことを言われました。
「もっと笑ってください」と言われたのです。
なぜ笑っているのに「もっと笑ってください」と言われたのか。
「まだ表情が硬くて、笑顔になりきれてなかった」ということです。
これは普段あまり笑っていない人に起こりがちです。
笑う機会が少ないと、だんだん表情筋が衰えていき、笑顔の作り方を忘れてしまいます。
いざ笑顔になろうとしたとき、思うように表情を作れず、ぎこちない笑顔や堅苦しい笑顔になってしまうのです。
普段から笑っているにもかかわらず「もっと笑ってください」と言われることもあるでしょう。
自分は笑顔のつもりでも、実はきちんとした笑顔になっていないということです。
笑顔は笑顔でも、口角が上がりきっていなかったり、まだ堅苦しさが残っていたりしているのかもしれません。
友人と話しているとき、十分な笑顔になっていないかもしれません。
友人とおしゃべりしているときは、鏡を見ながら話しているわけではないので、自分の笑顔をチェックできません。
カメラマンに「もっと笑ってください」と言われることがあれば、鏡で自分の笑顔をチェックしてみてください。
カメラマンの一言にうそはありません。
鏡を見ながら、しっかり笑顔の練習をしましょう。
笑顔は、練習によって変わります。
良い笑顔は、練習によって作れます。
なにより日頃からよく笑うことが最高の練習です。
しっかり口角を上げて、誰が見ても笑顔と言われる表情を心がけましょう。
笑顔を作っていると、楽しい気分になります。
100パーセントの笑顔であれば、カメラマンに「もっと笑ってください」と言われることはなくなります。