睡眠中に寝言を言う人がいます。
睡眠中に突然うなり声を出したり、なかには会話のような寝言を言ったりする人もいて驚かされることがあるでしょう。
家族や友人と旅行で同じ部屋で寝るとき、相手の寝言がうるさくて驚かされることがあるものですね。
夫婦であれば、隣で寝ているパートナーの寝言がうるさくて悩まされることがあるでしょう。
寝言の声が大きかったり頻度が多かったりすると、こちらの睡眠が妨げられます。
「静かに寝てほしい」と思うところですが、ひとつ言えることがあります。
「寝言を言う人に悪意はない」ということです。
わがままや自分勝手な振る舞いというわけではありません。
単に寝言をぶつぶつ言っているだけです。
寝言を聞かされる側はちょっと迷惑に感じるかもしれませんが、本人には迷惑をかけるなどの意図的な悪意はありません。
寝言で睡眠を妨げられるのは困るところですが、まずこの点をきちんと理解しておくことが大切です。
とはいえ、やはり寝言がうるさいと気になってしまい、困ってしまうことがあるでしょう。
こういうとき、一瞬で気持ちを落ち着かせる考え方があります。
寝言がうるさいと思ったときは「自分も人のことは言えない」と考えるようにしましょう。
実はあなたも気づかないうちに、寝言を言っているはずです。
「私は寝言なんて言わない」と思うかもしれませんが、それは気づいていないだけのこと。
寝言を言うときは睡眠中なので自分ではわかりません。
寝言の多くは夢を見ている最中と言われ、夢を見ている人なら誰にでも起こりうることです。
「私も寝言を言っているかもしれない。人のことは言えない」と思えば、寝言を言う人がいても、寛大な気持ちになれます。
どうしても寝言がうるさい人にはどうすればいいでしょうか。
「寝言をやめてください」と注意して直してもらいたいところですが、効果はありません。
寝言は自然と起こることなので、本人の意思でやめようにもなかなか難しいのです。
こういうときは「耳栓を使う」「寝室を別々にする」といった方法があります。
わざわざこちらが手間をかけて対応するのは首をかしげたくなるかもしれませんが、こればかりは仕方ありません。
寝言がうるさい人に、悪意はないからです。
ちょっと面倒かもしれませんが、最も平和的な解決策です。