運動音痴だからといって、ばかにしてはいけません。
運動がまったくダメでも、すこぶる勉強ができるかもしれません。
勉強ができないからといって、ばかにしてはいけません。
勉強はまったくダメでも、運動神経は抜群かもしれません。
運動も勉強もできないといって、ばかにしてはいけません。
運動も勉強もダメでも、遊びが上手かもしれませんし、コミュニケーション能力に優れているかもしれません。
人間という生き物は実に良くできています。
世の中に欠点しかない人は1人もいません。
長所だけしかない人はいないように、短所だけの人もいないのです。
劣っているところがあっても、そのぶんどこかに「秀でている何か」があります。
容姿は悪くても頭は良かったり、話が下手でも聞くのが上手だったりです。
人によって、強みと弱みが異なっているにすぎません。
谷があれば山があるように、苦手なことがある分、得意なことがあります。
それが「個性」というものです。
「私には欠点しかない」という人がいますが、これは誤解です。
まだ良いところを見つけられていないだけです。
見えていても、スルーしているだけです。
劣っているところは目立ちやすいので、気を取られているだけのこと。
探せば、必ず良いところがあります。
大きく劣っているところがあれば、大きく秀でている何かがあるのです。
自分を見るときも、人を見るときも、良いところを見るようにしてください。
悪いところは見なくていい。
悪いところを見ても仕方ありません。
すべての人に何らかの弱みがありますが、何らかの強みも必ずあります。
「自分にはどんな良いところがあるのだろう」と思いながら自分を見つめてみると、自分を好きになれます。
人と接するときは「この人にはどんな良いところがあるのだろうか」と思ってみると、発見しやすくなります。
良いところに着目すれば、自分も他人も魅力的に見えるようになります。
すべての人は魅力的なのです。