執筆者:水口貴博

有意義な浪人生活を送る30の方法

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浪人生活を必死に乗り越えた後は、現役生合格者以上に素晴らしい人生を送ることができる。

浪人生活を必死に乗り越えた後は、現役生合格者以上に素晴らしい人生を送ることができる。 | 有意義な浪人生活を送る30の方法

浪人中のある晩のことです。

夜中にふとテレビを見ていると、大変興味深いドキュメンタリー番組が放送されていました。

受刑者が、罪を報いるために、刑務所で数年間過ごすことになります。

刑期中は、自分について見つめ直し、徹底的に反省しました。

「釈放後は絶対に同じ過ちを繰り返さない」と誓います。

事実、刑期を終えて釈放された後は、別人になったかのように人のために尽くしました。

人に迷惑をかけたからこそ反省し、人のために生きたいと思うようになりました。

その人は、社会になじめない人のサポートをするため、施設を設立して、先生になったのでした。

人のために仕事をして、喜んでもらえるという嬉しさに気づき、釈放後は普通の人以上に素晴らしい人生を送っていました。

その人が悪かった部分もありますが、きちんと自己反省をして、その反省を生かすことができたという点がよかった。

たまたま浪人中に見た番組ですが、大変感銘を受け、はっとしました。

その状況が、なんとなく自分と重なる部分があったからです。

そういうふうになりたいという願いもあったのかもしれません。

失敗があり、反省をして、最後に成功する。

この流れは、私だけでなく、ほかの人も潜在的に求めるサクセスストーリーなのかもしれませんね。

私は大学受験に失敗し、1年間、家の中で勉強ばかりする状態になりました。

罪を犯した犯罪者が、刑務所の中で1年間反省する、という状態に似ています。

罪を犯したわけではありませんが、現役時代に悪かった部分はいくつか思い浮かびました。

一生懸命になっていたつもりでしたが「つもり」になっていた部分もあったのでしょう。

ゲームばかりをしていた時期もありました。

親に反抗して、勉強から目を背けていた時期もありました。

時間に対してルーズだったり、勉強の方法が悪くて結果が出なかったりなどもありました。

そうしたマイナスの面が「不合格」という結果になりました。

本気になっていたはずでしたが、もっと本気になるべきだったと反省しました。

「違う。そんなことはない。勉強ばかりしていた。自分は悪くない」というなら、合格できていたはずです。

反省しないのでは成長がありません。

自分の勘違いに気づく時期です。

勉強法を改めたり、人間関係について考えたり、将来を真剣に考えたりすれば、きっと反省点が見えてくるはずです。

不合格になり、終わったことは仕方ありません。

今さら終わってしまった過去を変えることはできない。

しかし、未来なら変えることができます。

今、徹底的に反省して、悪い点を改めれば、素晴らしい未来につながる踏み台になるでしょう。

浪人が終わった後は、現役生以上に素晴らしい人生を歩めるよう努めることを誓ってください。

失敗を知る人は、必ず強くなります。

そういう気持ちになり、もう1年勉強します。

悪い部分を改めるために、神様から「反省とやり直しの時間」を与えてもらっているのだと思うことです。

有意義な浪人生活を送る方法(20)
  • 現役中の過ちを、浪人中に反省し、改める。
浪人生には「適当な人生を送らない」という覚悟がある。

有意義な浪人生活を送る30の方法

  1. 浪人生活ほど、つらい時期はない。
  2. 悲しみに暮れるだけでは合格しない。
    肝心なのは、すぐ勉強を始めること。
  3. 自分に合った浪人スタイルで、浪人生活を乗り越えろ。
  4. 浪人スタイルを考えるヒントは、得意なスポーツに隠されている。
  5. 都会に引っ越してまで、予備校が必要とは限らない。
  6. 浪人生活がうまくいくかどうかは「モチベーションの維持」が鍵を握る。
  7. 浪人をすれば、得意な科目を伸ばしやすい。
  8. 焦りや不安は、無理にごまかさない。
    ごまかそうとするほうが、余計に悪化する。
  9. 浪人生は、夜から逃げろ。
  10. 太陽の光には、神なる力が存在する。
  11. 依存から卒業し、孤独に耐えられる人間になる。
  12. 頂上への道は、1つとは限らない。
  13. ゲームをするなら、アクション系やシューティング系がいい。
  14. うっかりRPGに夢中になれば、集中して終わらせ、二度とやらないと誓う。
  15. 羨ましい話を聞いて、勉強へのやる気につなげる。
  16. 意志が強ければ、必ず道は開ける。
  17. 大学に進学した友人からの話は、イメージを膨らませる鍵になる。
  18. 悪条件を言い訳にしているなら、その程度の弱い意志にすぎない。
  19. 浪人をすれば成長するかどうかは、本人しだい。
  20. 浪人生活を必死に乗り越えた後は、現役生合格者以上に素晴らしい人生を送ることができる。
  21. 浪人生には「適当な人生を送らない」という覚悟がある。
  22. 1日全体のリズムを決めるのは、寝起きの瞬間だ。
  23. 単純ミスをしたときこそ、油断していた自分を反省するチャンス。
  24. 泣くだけ泣けば、すっきりする。
    一番よくないのは我慢をし続けること。
  25. 受験とはまったく関係のない時間があるから、勉強がスムーズに進む。
  26. 現役中に見つけられなかった夢を、浪人中に見つけてしまった私の行動。
  27. 浪人生の苦しみは、浪人生にしかわからない。
  28. 勉強と息抜きの区切りがあやふやになると、ストレス管理もあやふやになる。
  29. 力強い言葉を壁に貼り、モチベーションを維持させる。
  30. 地味でみすぼらしい段階を受け入れる。
    アゲハチョウになるために。

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