部下として心配なのは、失敗したとき、誰が責任を負うかです。
どれだけチャレンジをしたくても、失敗したときの責任が怖いと、なかなか一歩踏み出せません。
「責任」という言葉ほど重いものはありません。
どんなにやる気はあっても、失敗したときのことを考えると、全力で当たるのは難しい。
部下は「責任を負う=大きな代償を払う」という考えがあります。
場合によっては会社を辞めなければいけないと考える部下も少なくありません。
いくらリーダーが「チャレンジしろ」とハッパをかけたところで、部下としては失敗したときのことを無視するわけにはいきません。
フォローも何もない状況では、チャレンジをしたくても足がすくみます。
部下が既婚者で子どもがいれば、なおさらです。
そんななか「私が責任を取る」と断言するリーダーがいれば、部下は安心できます。
これほど部下の心を動かす言葉はありません。
「リーダーが責任を取ってくれるなら全力で取り組める!」
失敗したときの不安が取り払われることで奮起するのです。
部下の責任を取ることは、リーダーの仕事の1つです。
大切な勝負所においてリーダーは責任を負うことが欠かせません。
「私が責任を取る」と断言するリーダーに、部下はついていくのです。