依頼された仕事には、締め切り日の設定があります。
締め切り日は、仕事の進め方を決める重要な基準です。
カレンダーに締め切り日を書き込み、締め切り日から逆算して仕事の予定を立てるでしょう。
真面目なあなたであれば、きちんと締め切りを守って取り組んでいるに違いありません。
もちろん締め切りに間に合えば問題ないのですが、だからといって「間に合えば十分」というわけでもありません。
ここに落とし穴があります。
「締め切り日の提出」と「締め切り前の提出」は、似て非なるものだと考えてください。
わずかな違いであっても、相手に与える印象が大きく変わるからです。
締め切り日の提出とは、締め切り当日に提出するということです。
締め切り日が7月15日であれば、7月15日ぴったりに提出するということです。
締め切り日前の提出とは、締め切り日より前に提出するということです。
締め切り日が7月15日であれば、その数日前に提出するということです。
どちらも間に合っていて約束は守られていますが、それぞれ相手に与える印象が違います。
締め切り日の提出は、ぎりぎりの状態です。
余裕がありません。
トラブルや不具合が発生したら間に合わなくなります。
また相手に与える印象もよいものとは言えません。
ぎりぎりで余裕がないような印象を与えます。
締め切りには間に合っていても、減点につながる可能性がゼロではありません。
心がけたいのは、締め切り前の提出です。
締め切り日の提出で満足するのではなく、締め切り日前の提出を心がけましょう。
当日より1日前、1日前より2日前、2日前より3日前です。
仕事は常に前倒しで行うのが基本です。
早ければ早いほど好印象です。
仕事のスピードをアピールできます。
相手に与える印象も違います。
スピードがある印象を与え、実績と共に信頼もアップしていきます。
「ぜひ次の仕事も依頼しよう」となり、どんどん仕事を任されるようになるのです。