仕事では定期的に休むことが大切です。
人は、機械ではなく、生身の生き物です。
ろくに休まず、がむしゃらに働き続けていると、いつか限界に達してエンストを起こします。
仕事のためにも健康のためにも、定期的な休息・休養が欠かせません。
ところが世の中には「休むことが大の苦手」という人がいます。
休んだほうが良いと頭ではわかっていても、なかなかそれを実行できません。
残業や休日出勤を、会社の命令ではなく、自ら好んでする人がいます。
有給休暇が使えるのに使いません。
休もうと思えば休めるのに、休まないのです。
いわゆる「休むことが苦手な頑張り屋さん」です。
真面目な人や仕事熱心な人によくある傾向です。
もしかするとあなたも、休むことが苦手な頑張り屋さんの1人かもしれません。
「仕事を休むことに抵抗がある」
「仕事を休むと、罪悪感に苦しめられる」
休むことが苦手な頑張り屋さんは、どうすればいいのでしょうか。
こんなときは発想の転換です。
「休むという仕事を頑張る」と考えればいいのです。
休むことを1つの仕事として考え、真面目に取り組むのです。
そうすれば、心に折り合いが付きます。
休むことを仕事として考えれば、抵抗感が消えて、罪悪感もなくなるでしょう。
自分の中では仕事を続けることになるので、気兼ねなく休めるようになるのです。
さあ、今すぐ手帳やカレンダーに「休む」という予定を書き込みましょう。
あくまで休むという仕事として考えます。
「休むという仕事を頑張る」と思えばいい。
当日になったら、自分に「休むという仕事に集中しろ」と命令を下してください。
会社の仕事が気になってきたら「休むという仕事をサボるな」と自分を叱りつけてください。
仕事に真面目な人であれば、休むという仕事も真面目に取り組めるはずです。
たったこれだけのことです。
きちんと休むと、エネルギーをチャージできます。
真面目な人は、真面目な性格を生かして、しっかり休めばいいのです。