忙しいとき、どんな表情になるか。
ここは、あなたの未来を決める大切なポイントです。
普通なら、しかめ面になるでしょう。
歯を食いしばる。
眉間にしわが寄る。
口元は「へ」の字になる。
タイムプレッシャーに負われていると、心臓の鼓動が高鳴り、心拍数も上がります。
額から汗が流れることもあるかもしれません。
忙しくて時間に余裕がないのですから、表情が険しくなるのも当然でしょう。
しかし、ここに改善の余地があります。
しかめ面は当たり前であり、普通のことに思えますが、実は悪影響があります。
しかめ面になっていると、どんな美男美女も不細工に見えるでしょう。
怒っていなくても、怒っているような雰囲気が出るでしょう。
ぴりぴりした雰囲気が漂えば、周りの人は近寄りにくくなり、孤立するでしょう。
孤立すれば、さらに忙しさがエスカレートするでしょう。
険しい表情の悪影響は、精神面にも及びます。
険しい表情になっていると、つらい気持ちが悪化します。
苦しそうな表情になっていると、表情筋から脳に信号が伝わります。
信号を受け取った脳は「この人は今、不幸の真っただ中」と判断して、ますますネガティブな感情を生み出すのです。
忙しいとき、しかめ面になっていると、悪いことはあってもいいことはないのです。
ここで心がけたいことがあります。
忙しいときほど、笑顔を心がけましょう。
時間に余裕はなくても、表情は笑顔を保ちましょう。
にこにこしながら、忙しく過ごします。
苦しそうな表情で「忙しいなあ」と言うのではなく、楽しそうな表情で「忙しいなあ」と言いましょう。
楽しくなくても、楽しそうな様子に見せます。
「そんな余裕はない」と思うかもしれませんが、意識さえすれば、難しくはないはずです。
ぜひ、意識をして心がけてみてください。
すると、忙しい時間が、だんだん楽しい時間に変わってきます。
笑顔を心がけることでポジティブのスイッチが入り、忙しいにもかかわらず、楽しい時間に感じてきます。
笑顔を心がけると、不思議なことに、精神的にも余裕が出てくるようになります。
笑顔には、心の器を広げる作用があるため、相対的に余裕が出るのです。
にこにこ笑顔になっていると、あなたの雰囲気もよくなります。
周りから見て、忙しいながらも、充実した時間を送っている雰囲気が出るでしょう。
雰囲気が明るいと「お手伝いしましょうか」と声をかけてもらいやすくなります。
笑顔になることで、時間の感じ方がネガティブからポジティブに変わります。
つらくても、楽しく感じてきます。
しんどいストレスが、心地よいストレスに感じてきます。
忙しいながらも、心はエネルギッシュになります。
壁があっても、突破しやすくなる。
そして、素晴らしい未来へとつながっていくのです。
だからこそ、忙しいときの表情が大切です。
忙しいときほど、笑顔を心がけましょう。
忙しいときの表情が、あなたの未来を決めるのです。