執筆者:水口貴博

外食で心がけたい30のマナー

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注文を言い終えたら、合図の一言を言おう。「以上です」

注文を言い終えたら、合図の一言を言おう。「以上です」 | 外食で心がけたい30のマナー

注文を言い終えたら、合図の一言を言っていますか。

「合図の一言?」と思う人もいるかもしれません。

レストランで注文する際、複数注文することがあります。

メイン料理だけでなく、飲み物やサイドメニューも一緒に頼むことがあるでしょう。

注文を終えた合図の一言がないと、店員さんは「これですべてなのかな?」と思います。

ここで大切にしたい合図の一言があります。

「以上です」という一言です。

「以上です」と言う人は、10人に1人

実際のところ「以上です」と言う人は少ないのが現実です。

10人に1人です。

店員さんもプロです。

わざわざ言わなくても、店員さんはお客さんの言い方から注文を言い終えたことを感じ取ってくれるでしょう。

だからといって「言わなくていい」と考えるのはよくありません。

合図の一言がないと、注文終了の確信が持てません。

店員さんも人間であり、空気を読み違えることもあります。

「これで注文がすべてなのかな」と思います。

きちんと合図の一言を言うほうがいい

店員さんにとっては「以上です」の一言があると助かります。

「これで注文をすべて言い終えました」という合図になります。

ちょっとしたことではありますが、だからこそ大切です。

配慮の一言です。

この一言があるかないかで、注文のリズムが変わります。

余計な間がなくなって、注文のやりとりがスムーズになります。

面倒くさく感じるかもしれませんが、きちんと合図の一言を言うほうがいい。

注文が複数のときだけでなく、注文が1つだけのときも、できれば言ったほうが丁寧です。

にっこりした笑顔で「以上です」と言えば、ますます好印象がアップするのは間違いありません。

これが、気持ちのいいコミュニケーションです。

「丁寧なお客さん」という印象がぐっとアップする

もちろん行きつけのお店で毎回同じ注文をしているなら、省略もできるでしょう。

しかし、そうでないなら油断は禁物です。

「以上です」の一言を言うくらい大したことではないはずです。

一瞬で終わる一言です。

時間も労力もかからず、何でもないことでしょう。

この一言が言えるかどうかで、注文のやりとりは変わります。

「以上です」と言うのは10人に1人ですが、あなたがきちんと言えば、その10人に1人になれます。

「丁寧なお客さん」という印象がぐっとアップします。

店員さんは自信を持って、調理室に注文内容を伝えることができます。

外食で心がけたいマナー(12)
  • 注文を言い終えたら「以上です」と、合図の一言を言う。
注文内容を変更したくても、事情がないかぎり申し出ない。

外食で心がけたい30のマナー

  1. お客さんの立場でも「サービス精神」は必要。
  2. 予約ができるお店なら、きちんと予約をしていく。
    当日であっても、できるだけ予約していくほうがいい。
  3. 食券機のボタンを押すとき、乱暴になっていないか。
    食券を手渡すとき、がさつになっていないか。
  4. ドレスコードで入店拒否されても、喧嘩腰にならない。
  5. 相席になっても嫌な顔をしない。
    笑顔で快諾する人になろう。
  6. メニューを開くやいなや、値段を見ていませんか。
  7. 呼び出しボタンを押してスルーされても、むっとしない。
    こういうときこそ、想像力の出番。
  8. 単語で注文する人は、お店の人からも食の神様からも嫌われる。
  9. 満席は怖くない。
    待ち時間にメニューを見れば、時間を有効に活用できる。
  10. 「少々お時間をいただきますが」と言われてむっとしない。
    「教えてくださってありがとうございます」と感謝する。
  11. 「大盛り無料」と言われて、食べきれる自信もないのにお願いしない。
  12. 注文を言い終えたら、合図の一言を言おう。
    「以上です」
  13. 注文内容を変更したくても、事情がないかぎり申し出ない。
  14. 外で買ってきたものを、店内でこっそり食べない。
  15. おかわり自由のドリンクバーだからといって、飲み散らかさない。
  16. 注文した料理を忘れられていても、むっとしない。
  17. 少しくらい接客態度が悪くても、いらいらしない。
    店員さんも、1人の人間。
  18. 飲食店であっても、席を譲る配慮は大切。
    声がけするあなたは、優しい人。
  19. ほかのお客さんと提供順が前後しても、いらいらしない。
  20. あらゆる料理は生もの。
    提供されたら、1分1秒でも早く食べ始めよう。
  21. カトラリーを落とすのが恥ずかしいのではない。
    ちょっとした不注意で騒ぐのが恥ずかしいのだ。
  22. 店員さんとため口で話すお客さんは嫌われる。
    店員さんと丁寧語で話すお客さんが愛される。
  23. テーブルマナーが身についていなくても落ち込まない。
    これから身につける楽しみがあるということ。
  24. 手が届きにくいものは、無理に手を伸ばしても見苦しいだけ。
    近くの人に一声かければ済む話。
  25. ストローをかじる癖ほど見苦しいものはない。
  26. フォーマルなレストランでは、料理に調味料を加えないのがマナー。
  27. 自分たちが寄せた席を、そのままにして退店していないか。
  28. 「ラストオーダーです」と言われても焦らない。
  29. カードの渡し方・受け取り方が、雑になっていないか。
  30. どれだけ最悪の外食でも、よかったところが1つくらいあるはずだ。

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