執筆者:水口貴博

外食で心がけたい30のマナー

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注文内容を変更したくても、事情がないかぎり申し出ない。

注文内容を変更したくても、事情がないかぎり申し出ない。 | 外食で心がけたい30のマナー

調理を注文して待っている間、注文を変更したくなることがあります。

「やっぱりこっちのほうがおいしそう。今なら注文が間に合うかな」

そう思って、注文変更を申し出たくなることがあるでしょう。

時折あることですが、ここは外食で注意したい場面の1つです。

注文後の変更は、基本的にNG

もちろん事情がある場合なら別です。

たとえば、アレルギーです。

注文してから、アレルギーのある食べ物が含まれていることに気づいて「変更が必要」ということもあるでしょう。

健康上の理由があれば、注文後の変更も仕方ありません。

しかし、安易な注文変更となると話は変わります。

注文後の変更は、基本的にNGと考えてください。

事情がないかぎり変更を申し出ないことです。

注文を完了した瞬間から、調理が始まっている可能性があるからです。

「注文を変更するだけ」と思うかもしれませんが、お店に損失を与える可能性があります。

食材を切っている最中かもしれません。

貴重な食材を捨てなければいけないかもしれません。

中途半端になった食材は、保存が難しく、廃棄するしかない状況があります。

お店に損失を与える可能性があると思えば、注文変更とはいえ、慎重になる必要があるとわかるでしょう。

注文から調理開始までの時間はスピーディー

注文直後ならいいではないかと思うかもしれませんが、大丈夫とは言い切れません。

注文から調理開始までの時間は、私たちが思っているよりスピーディーです。

注文した時点で、店員さんが持つ端末機器から調理室にデータが飛んで、すぐレシートの形でメニューが印字され出てきます。

調理室ではそのレシートを受け取り、内容に応じてすぐ作り出します。

素早い連係プレーが実現されています。

強いて言えば、注文直後10秒以内なら許容範囲です。

10秒を超えたら、もう締め切ったと考えることです。

注文直後10秒を越えたら、迷惑をかける可能性があるのです。

注文内容を変更したくても、事情がないかぎり申し出ない

自分の注文に責任を持つことです。

注文してからほかの料理に変更したくても、ぐっとこらえることです。

「もう注文してしまったものは仕方ない」と自分に言い聞かせます。

これはお店に対するマナーです。

自分の決断は自分が責任を取ることです。

「自分が注文したものは、責任を持って食べよう」と思うことです。

一度下した決断を後からくよくよ悩むのは、外食に限らず、ビジネスでもよくありません。

注文直後の変更が絶対NGというわけではありませんが、特別な理由がないかぎり控えておくのが賢明です。

外食で心がけたいマナー(13)
  • 注文内容を変更したくても、事情がないかぎり控えておく。
外で買ってきたものを、店内でこっそり食べない。

外食で心がけたい30のマナー

  1. お客さんの立場でも「サービス精神」は必要。
  2. 予約ができるお店なら、きちんと予約をしていく。
    当日であっても、できるだけ予約していくほうがいい。
  3. 食券機のボタンを押すとき、乱暴になっていないか。
    食券を手渡すとき、がさつになっていないか。
  4. ドレスコードで入店拒否されても、喧嘩腰にならない。
  5. 相席になっても嫌な顔をしない。
    笑顔で快諾する人になろう。
  6. メニューを開くやいなや、値段を見ていませんか。
  7. 呼び出しボタンを押してスルーされても、むっとしない。
    こういうときこそ、想像力の出番。
  8. 単語で注文する人は、お店の人からも食の神様からも嫌われる。
  9. 満席は怖くない。
    待ち時間にメニューを見れば、時間を有効に活用できる。
  10. 「少々お時間をいただきますが」と言われてむっとしない。
    「教えてくださってありがとうございます」と感謝する。
  11. 「大盛り無料」と言われて、食べきれる自信もないのにお願いしない。
  12. 注文を言い終えたら、合図の一言を言おう。
    「以上です」
  13. 注文内容を変更したくても、事情がないかぎり申し出ない。
  14. 外で買ってきたものを、店内でこっそり食べない。
  15. おかわり自由のドリンクバーだからといって、飲み散らかさない。
  16. 注文した料理を忘れられていても、むっとしない。
  17. 少しくらい接客態度が悪くても、いらいらしない。
    店員さんも、1人の人間。
  18. 飲食店であっても、席を譲る配慮は大切。
    声がけするあなたは、優しい人。
  19. ほかのお客さんと提供順が前後しても、いらいらしない。
  20. あらゆる料理は生もの。
    提供されたら、1分1秒でも早く食べ始めよう。
  21. カトラリーを落とすのが恥ずかしいのではない。
    ちょっとした不注意で騒ぐのが恥ずかしいのだ。
  22. 店員さんとため口で話すお客さんは嫌われる。
    店員さんと丁寧語で話すお客さんが愛される。
  23. テーブルマナーが身についていなくても落ち込まない。
    これから身につける楽しみがあるということ。
  24. 手が届きにくいものは、無理に手を伸ばしても見苦しいだけ。
    近くの人に一声かければ済む話。
  25. ストローをかじる癖ほど見苦しいものはない。
  26. フォーマルなレストランでは、料理に調味料を加えないのがマナー。
  27. 自分たちが寄せた席を、そのままにして退店していないか。
  28. 「ラストオーダーです」と言われても焦らない。
  29. カードの渡し方・受け取り方が、雑になっていないか。
  30. どれだけ最悪の外食でも、よかったところが1つくらいあるはずだ。

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