執筆者:水口貴博

外食で心がけたい30のマナー

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フォーマルなレストランでは、料理に調味料を加えないのがマナー。

フォーマルなレストランでは、料理に調味料を加えないのがマナー。 | 外食で心がけたい30のマナー

レストランによっては、テーブルに調味料が置かれていないことがあります。

特にフォーマルなレストランでは一般的に調味料が置かれていません。

「味が足りないな」

「もう少し塩味を加えたい。調味料がほしいな」

「お店の人に声をかけて持ってきてもらおうかな」

そう思ったとしても控えておくのが賢明です。

調味料をお願いすれば、お店の人は持ってきてくれるでしょうが、あまりいい顔をしないでしょう。

普通のことに思えますが、注意したいポイントです。

「調味料を置き忘れているのかな」と思いますが、そうではありません。

テーブルに調味料が置かれていないのは「そのままでお召し上がりください」という意味があります。

フォーマルなレストランで提供される料理は、一つ一つが「作品」であり「完成品」

テーブルに調味料が置かれていないのには理由があります。

フォーマルなレストランで提供される料理は、一つ一つが「作品」であり「完成品」です。

薄味なら薄味として完成されていて、スパイシーならスパイシーとして完成されています。

すでに料理が完成品のため、調味料は不要です。

完成品に調味料を加えるのは野暮やぼです。

「調味料をください」というのは、料理にケチをつけることになります。

「この作品は中途半端ですね。私がちょっと味を修正しますね」と言っているのと同じです。

そういうつもりはなくても、そういう誤解を与えます。

誰でも完成品に手を加えられるのは抵抗があるでしょう。

調味料を加えることは作品に泥を塗る行為に当たるため、お店の人に不快感を与える可能性があります。

良かれと思って調味料をお願いするのは、マナー違反になるため注意が必要です。

できるだけそのままいただくのがマナー

できるだけ料理はそのままいただくようにしましょう。

味が物足りなくて調味料がほしくなっても、そのままいただくのがマナーです。

普段から調味料を加えるのが癖になっている人は、特に注意が必要です。

外食で心がけたいマナー(26)
  • フォーマルなレストランでは、物足りない味に感じても、調味料を加えない。
自分たちが寄せた席を、そのままにして退店していないか。

外食で心がけたい30のマナー

  1. お客さんの立場でも「サービス精神」は必要。
  2. 予約ができるお店なら、きちんと予約をしていく。
    当日であっても、できるだけ予約していくほうがいい。
  3. 食券機のボタンを押すとき、乱暴になっていないか。
    食券を手渡すとき、がさつになっていないか。
  4. ドレスコードで入店拒否されても、喧嘩腰にならない。
  5. 相席になっても嫌な顔をしない。
    笑顔で快諾する人になろう。
  6. メニューを開くやいなや、値段を見ていませんか。
  7. 呼び出しボタンを押してスルーされても、むっとしない。
    こういうときこそ、想像力の出番。
  8. 単語で注文する人は、お店の人からも食の神様からも嫌われる。
  9. 満席は怖くない。
    待ち時間にメニューを見れば、時間を有効に活用できる。
  10. 「少々お時間をいただきますが」と言われてむっとしない。
    「教えてくださってありがとうございます」と感謝する。
  11. 「大盛り無料」と言われて、食べきれる自信もないのにお願いしない。
  12. 注文を言い終えたら、合図の一言を言おう。
    「以上です」
  13. 注文内容を変更したくても、事情がないかぎり申し出ない。
  14. 外で買ってきたものを、店内でこっそり食べない。
  15. おかわり自由のドリンクバーだからといって、飲み散らかさない。
  16. 注文した料理を忘れられていても、むっとしない。
  17. 少しくらい接客態度が悪くても、いらいらしない。
    店員さんも、1人の人間。
  18. 飲食店であっても、席を譲る配慮は大切。
    声がけするあなたは、優しい人。
  19. ほかのお客さんと提供順が前後しても、いらいらしない。
  20. あらゆる料理は生もの。
    提供されたら、1分1秒でも早く食べ始めよう。
  21. カトラリーを落とすのが恥ずかしいのではない。
    ちょっとした不注意で騒ぐのが恥ずかしいのだ。
  22. 店員さんとため口で話すお客さんは嫌われる。
    店員さんと丁寧語で話すお客さんが愛される。
  23. テーブルマナーが身についていなくても落ち込まない。
    これから身につける楽しみがあるということ。
  24. 手が届きにくいものは、無理に手を伸ばしても見苦しいだけ。
    近くの人に一声かければ済む話。
  25. ストローをかじる癖ほど見苦しいものはない。
  26. フォーマルなレストランでは、料理に調味料を加えないのがマナー。
  27. 自分たちが寄せた席を、そのままにして退店していないか。
  28. 「ラストオーダーです」と言われても焦らない。
  29. カードの渡し方・受け取り方が、雑になっていないか。
  30. どれだけ最悪の外食でも、よかったところが1つくらいあるはずだ。

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