健康を気にしすぎていませんか。
「健康は人生で一番大切なこと」
「健康を大切にして何が悪いのか」
「健康を大事にしてしすぎることはない」
そう思うかもしれませんが、あらためて適度な健康について考えてみる価値はあるでしょう。
たしかに健康は大切です。
健康あっての人生。
仕事をするにも何をするにも、体が資本です。
健康があるからこそ、仕事をしたり遊んだりできます。
病院の入院患者の大半が、人生で大切なことに「健康」を挙げていることからも、健康が大切なのは間違いありません。
しかし、健康を気にしすぎるのも考えものです。
健康を気にしすぎるのも、不健康になるからです。
健康のために、極端な行動をしていませんか。
いくら健康のためとはいえ、さすがにやりすぎです。
完璧にカロリー計算をしようとすると、食事会も飲み会も出席できなくなり、社交を妨げます。
野菜も、極度に安全を考え始めると、無農薬野菜しか食べられなくなります。
健康を気にしすぎていると、栄養バランスは整っても、生活バランスを崩します。
健康とは、心や体のことばかりではありません。
「健康的な生活」という言葉があるように、生活面についても健康があります。
健康を気にしすぎると、制限が多くなりすぎてしまい、かえって生活に悪影響を及ぼすことがあります。
時には人間関係や仕事のチャンスを損ね、後悔を招くこともあるのです。
健康は、幸せを構成する要素の1つですが、すべてではありません。
健康になっても、生き方や人間関係が崩れてしまっては、何のための健康かわかりません。
世の中を見てください。
特に健康を意識している健康オタクでも、早死にした例は数多くあります。
何事も適度が大切なのは人生の法則ですが、健康についても言えます。
健康を大切にしつつも、執着しすぎないこと。
「お酒は体に悪い」と決め付けるのはよくありません。
適度の範囲なら、お酒は社交やストレス解消に役立ちます。
たまにはケーキや唐揚げも食べてOKです。
おいしいものを食べると、心が元気になりテンションも上がって、それはそれで健康的です。
美容のためにダイエットをすることはあっても、過度には注意しましょう。
BMIが適正範囲内に収まっているなら、ダイエットの必要性を考え直す価値があるでしょう。
健康診断は、年に1回が基本です。
多くても、1年に2回で十分でしょう。
健康を気にするのもいいですが、適度が大切なのです。