なぜ人間関係がつらいのでしょうか。
なぜこれほど人付き合いに苦労するのでしょうか。
それは「嫌われたくない」と思っているからです。
「嫌われたくない」と思っていると、相手との接し方に苦労します。
相手の顔色をうかがう。
お世辞を言う。
いい人を演じて、楽しそうなふりをする。
もちろん「嫌われたくない」という考えが悪いわけではありません。
むしろ「嫌われたくない」と思うのが普通です。
自分が嫌われることを喜ぶ人はいないでしょう。
できるだけ人と仲良くして、できるだけ多くの人から好かれたいと思うはずです。
人間関係の輪が広がれば、楽しみを共有する機会も増えます。
友人ができて仲が深まれば、心配事や悩み事も相談しやすくなるでしょう。
助けてもらったり教えてもらったり励ましたりなど、精神的な支えになってくれるはずです。
幸せを運んでくるのは、人です。
人間関係が豊かになることで、幸せを感じる場面も多くなるのは間違いありません。
しかし、世の中にはどうしても自分と合わない人がいるものです。
自分は相手をよく思っていても、相手は自分をよく思っていないことがあります。
相性や価値観の不一致は、起こるべくして起こります。
そもそもすべての人から好かれるのは不可能です。
世の中にはさまざまな人がいますから、自分と合う人もいれば、自分と合わない人もいます。
頑張らなくても自然と合う人もいれば、どんなに頑張っても合わない人もいます。
人間関係の摩擦は必ず存在します。
まったく合わない人のことまで悩んでいると、人間関係に疲れて当然です。
急激にストレスが増え、精神的な消耗がエスカレートします。
「嫌われてもいい」と開き直ってしまうことです。
考え方を切り替えましょう。
思い切って相手から嫌われることを受け入れてしまいましょう。
自分と合わない人とは「根本的に違いがある」「埋められない溝がある」と思って、前向きに諦めます。
諦めてしまえば、無駄に頑張らなくてよくなるので、楽になります。
今まで何とか仲良くしようと頑張っていた自分を解放することができます。
嫌われてもいいと思えば、余計な気苦労をしなくて済みます。
関係の悪い人がいても「合わないのだから仕方ない」と納得できれば、不必要に落ち込まなくて済みます。
嫌われることはあっていいのです。
世の中にはいろいろな人がいますから、自分を嫌う人もいます。
嫌われないように頑張るより、嫌われることを受け入れたほうが、ポジティブな生き方です。
「嫌われてもいい」と開き直れば、人間関係は楽になるのです。