最大限に能力を発揮させたいなら、取り組み方が大切です。
あなたが仕事をするとき、どんな取り組み方をしますか。
特に事情がなければ、最初に「ここまでやる」と目標を決めてから取り組むことが多いのではないでしょうか。
基準や区切りなど、仕事のゴールを設定することが多いはずです。
もちろんゴールを基準にした取り組み方もいいのです。
抽象的より具体的であるほうが、明確になるため、モチベーションアップにもつながります。
基準や区切りが明確になることで、計画を立てやすくなったり、ペース配分を調整できたりするメリットもあります。
優先順位も、ゴールが明確であるほうが考えやすくなります。
特別な理由がなければ、具体的なゴールを作った取り組み方は正解です。
しかし「最大限に能力を発揮させる」という点で考えるなら、もっと最適な取り組み方があります。
それが「できるところまでやる」です。
あえて上限を設けません。
常にベストを尽くすような取り組み方にします。
その日の体調や調子に応じて、最高の目標を柔軟に変更できるようにしておきます。
体調がよいときもあるでしょう。
体調がよいなら、気力・体力・精神力が続くかぎり、努力を続けるようにします。
仕事をしていくうちに、調子が出て、勢いづくこともあるでしょう。
そういうときは、どんどん調子に乗って頑張るといいでしょう。
逆に体調が悪いときもあるでしょう。
体調が悪ければ、無理をせず、できるところまでやるようにします。
また、想定外のトラブルが発生して、思いどおりにいかない日もあるでしょう。
そんな日であっても、できるところまでやるようにします。
仕事がぐだぐだしつつも、きちんと前に進められます。
「できるところまでやる」という目標なら、自分の体調や状況に応じて臨機応変に対応できます。
日によって仕事の結果に波はありますが、常にベストを尽くすことになるため、後悔を減らせ、より良い仕事が期待できます。
この取り組み方は、勉強・仕事・スポーツなど、さまざまな分野で通用します。
目標の上限を設けていないので、結果として最大限に能力を発揮しやすくなるのです。