「いつか幸せになる」という目標は、立てないようにしましょう。
いつか幸せになることを最終目標にしてしまうと、つまり、今は幸せではないということです。
自分の命を使い果たすぎりぎりでようやく「幸せを感じる」というのでは、人生のほとんどは不幸だったということなのです。
いつか幸せになることを目標にしている人がいます。
その人は自分から「今の私は幸せではありません。人に言えないつらい事情があります」と公言しているようなものです。
逆説的で信じがたいかもしれませんが、幸せになるために「いつか幸せになる」という目標にしないようにすることです。
「いつか幸せになる」をやめて「今、幸せになる」を目指すようにしましょう。
本当に「幸せになるため」には「今がどれだけ幸せであるか」を大切にすることです。
自分が幸せになれることは、人それぞれですから、一概には言えません。
「好きな仕事をすること」
「読みたかった本を読むこと」
「仲のいい友人とおしゃべりすること」
「お風呂に入ってゆっくりすること」
「眠たいときにベッドに潜り込んで寝てしまうこと」
「好きな人と一緒にいること」
たくさんあげると、切りがありません。
「私の好きな○○」がつくものなら、当てはまることでしょう。
今を精いっぱい幸せに生きることで、人生全体を幸せなものと変えていくことができるのです。
「いつか幸せになる」という考えでは、人生の一部だけが幸せということです。
時には、幸せを感じずに、人生を終えてしまうこともあるでしょう。
未来も過去も、今の一瞬の連続で成り立っています。
今、幸せになることを目標にすれば、人生全体を幸せに満ちあふれた時間にできるのです。
幸せになるために、今、幸せになることを目標にしましょう。